がん保険にはタイプ別におすすめがあり、独自の評価基準に基づくランキングを紹介しています!
と言われても
- がん保険ならどれも同じでは?
- 何を基準に判断すればよいかわからない。
という方が多いかと思います。
そこでこのページでは各保険会社のがん保険をタイプ別に分類した上でプロの立場から見ておすすめできる順番にランキングを作成しています。
と言う形でがん保険のタイプ3つに分類しています。
これらのがん保険は保障内容や契約期間からも本来、加入者のニーズは異なります。
番外編として公的医療保険制度の適応外となる自由診療に対応するがん保険や過去にがんを経験している方でも一定の条件を満たすことで加入できる限定告知型がん保険も紹介しています。
更に具体的に何をもっておすすめなのかと言う部分を明確にする為に以下の6つを評価項目として合計スコアが高い順にランク付けをしています。
おすすめのがん保険を探している方や見直しを検討している方には自信をもっておすすめできる内容となっていますので是非参考にしてみてください。
終身がん保険おすすめランキング
当サイトの評価基準から算出した終身がん保険のランキングは以下になります。
※商品名をクリックして各医療保険の詳細ページを確認できます。
順位 | 合計スコア | がん保険 |
1位 | 25.0点 | チューリッヒ生命「終身ガン治療保険プレミアムDX」 |
2位 | 23.5点 | 三井住友海上あいおい生命「&LIFE ガン保険スマート」 |
3位 | 20.5点 | マニュライフ生命「こだわりガン保険(非喫煙体)」 |
4位 | 19.5点 | ライフネット生命「がん保険 ダブルエール」 |
4位 | 19.5点 | オリックス生命「がん保険Believe[ビリーブ]」 |
5位 | 18.5点 | アフラック「生きるためのがん保険days1(デイズワン)」 |
6位 | 18.0点 | アクサダイレクト生命「アクサダイレクトのがん終身」 |
6位 | 18.0点 | 損保ジャパン日本興亜ひまわり生命「勇気のお守り ソレイユ」 |
7位 | 17.5点 | 楽天生命「楽天生命スーパーがん保険」 |
7位 | 17.5点 | メットライフ生命「Guard X(ガードエックス)」 |
8位 | 17.0点 | 東京海上日動あんしん生命「がん治療支援保険 NEO[無配当]」 |
ランク付けを行うスコアリング項目は先述しているように6つの項目を5段階評価で合計30点満点となります。
料金 | 点 |
診断給付金強化 | 点 |
抗がん剤(ホルモン療法)強化 | 点 |
払込免除 | 点 |
上皮内新生物強化 | 点 |
通院保障強化 | 点 |
終身がん保険はがん保険の中でもオーソドックスに
等のがん治療全般に対応したタイプのがん保険で解約しない限り一生涯(=終身)で保障が続く定番のがん保険です。
医療保険のとの組み合わせによる加入を検討している場合は保障内容が重複する事もある為うまくバランスを取ったプランニングも検討できます。
診断給付金メインのがん保険ランキング
がん保険の中でも入院給付金などを保障せずがんの診断時のみまとまった一時金をサポートするタイプがあり、より合理性を求める方にはこちらのがん保険が人気です。
以下は診断給付金が保障のメインとなるがん保険のランキングになります。
※商品名をクリックして各医療保険の詳細ページを確認できます。
順位 | 合計スコア | がん保険 |
1位 | 22点 | 朝日生命「スマイルセブンSuper」 |
2位 | 21点 | FWD富士生命「新がんベスト・ゴールドα」 |
3位 | 20点 | メディケア生命「メディフィットPlus」 |
4位 | 16点 | 楽天生命「楽天生命あんしんプラス(がんサポート)」 |
4位 | 16点 | 東京海上日動あんしん生命「がん診断保険R」 |
5位 | 14点 | カーディフ生命保険会社「あなたを支えるガン保険 Next [ネクスト]」 |
診断給付金が重要な理由
先述しているようにがん保険を検討される方の多くが既に医療保険等に加入しているケースがあり、そのままオーソドックスにがん治療を保障(入院・通院・手術等)するタイプでは保障内容が重複するといったケースも考えられます。
更にがん治療と一括りに言っても、がんの発生した場所や進行度によっても治療方法は様々です。
そこで仮にどんな治療方法を選択する事になっても、初めの診断時点でまとまった診断給付金を受け取ることが出来れば用途は自由に以後の治療にかかる軍資金としての活用も可能となります。
なお必要な一時金の金額についてはがん治療経験者のアンケートなどから100万円~などの回答が多いです。
がん保険の診断給付金がいくら必要かという部分についても紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
なお類似する保険商品に特定疾病保障保険があり、がんの診断一時金含め、急性心筋梗塞、脳卒中までを対象とした三大疾病に加え死亡保障をセットにしたこちらも合理的で人気のある保険です。
がんの診断金以外に保障範囲を広げて保険加入を希望される方はこちらも併せてご確認ください。
定期がん保険おすすめランキング
現在販売されているがん保険のほとんどは一度加入したら解約するまで保障が続く終身タイプですが、一部のがん保険に関しては定期タイプもあります。
既にがん保険を準備している方などが一時的に保障を強化したい場合やがん保障自体、一定期間で良いという方向けになります。
以下は定期がん保険のランキングになります。
※商品名をクリックして各医療保険の詳細ページを確認できます。
順位 | 合計スコア | がん保険 |
1位 | 18.5点 | オリックス生命「がん保険Force」 |
2位 | 14.0点 | アクサダイレクト「アクサダイレクトのがん定期」 |
3位 | 14.0点 | アクサ生命「アクサの「治療保障」のがん保険」 |
定期タイプのがん保険についてはこちらでも詳細を解説しています。
自由診療対応のがん保険
更に定期タイプのがん保険の中には公的医療保険制度の対象にならない「自由診療」に対応したがん保険があります。
主には保険が効かない未承認の抗がん剤治療にかかる高額な治療費をカバーする目的になります。
ポイントは高額療養費制度の適応前の3割自己負担部分から保障するセコム損保の「自由診療保険メディコム」か
完全に自己負担のみを保障するSBI損保のがん保険(自由診療タイプ)かと言った違いになります。
限定告知型がん保険
通常がん保険は過去に一度でもがんを経験された場合は新たに加入する事ができないものですが一部この基準を緩和した限定告知型のがん保険が存在します。
一つ目ががん保険で有名なアフラックが発売している「生きるためのがん保険 寄りそうDays」で、治療完了から5年以上が経過している事を条件に加入できる商品です。
更に対象は限定されますが、セコム損保の「自由診療保険メディコムワン」は乳がん経験者専用がん保険として女性20歳~65歳までの乳がん治療後、再発がない事を条件に加入が可能となります。
がん保険のおすすめランキング判断基準
上記で紹介しているがん保険のおすすめ度を判断する基準としては以下の5つを項目としてチェックしています。
診断給付金強化
がん保険において診断時の一時金をサポートすること自体は一般的です。
ただ保険商品によっては初回診断時のみ一度きりの保障で終了する場合もあれば、初回診断時より数年経過後に再度がん治療をしている場合にまとまった一時金を支払う複数回保障タイプが存在します。
再発の可能性があるがんを手厚くサポートする事が出来る事からもこの部分を基準にしています。
がん保険の診断給付金の必要性についてはこちらでも解説しています。
抗がん剤(ホルモン療法)強化
長引くとされるがん治療の中身を更に分解すると定期的な抗がん剤治療を継続している方が多いというのが管理人の感想になります。
保険外交員として現在進行形でがん治療をされている方にお会いする機会も多数ありましたがその多くは入院ではなく通院。
更に通院で行っている治療行為は「抗がん剤(ホルモン療法含む)」というケースが多かったです。
通院治療であれば通院保障でカバーできるのでは?
と思われる方がいます。もちろん通院保障も必要なのですが抗がん剤治療の為の通院で月に何回も病院に通う事は少なく、1か月分の薬を処方されるだけというケースも十分にありえます。
こう言った背景もあり、がん保険の中で抗がん剤治療を強化するのは比較的重要なポイントと考えます。
上皮内新生物強化
悪性新生物ではなく初期段階のがん細胞にあたる上皮内新生物の場合、保険会社によっては全くサポートしていないケースもあれば、通常(悪性新生物)の半分、10分の1などに減額して保障するなど各社対応が様々です。
当然保障の手厚さとしては上皮内新生物でも悪性新生物でも同額での保障なるのでこの部分を評価項目の一つにしています。
上皮内新生物についてはこちらでも解説しています。
通院保障強化
昨今のがん治療は入院よりも通院の割合が高く、更に治療期間が長期にわたる事が確認されています。
数十年前のがん保険では入院保障がメインでしたが現在は通院治療をメインとした保障になっています。
とはいえ、がん保険によって通院日数に上限がある場合や無制限などさまざまなのでこの部分を評価項目の一つにしています。
払込免除
がん保険の中には診断時に以後の保険料の支払いが免除となる「払込免除」タイプと引き続き保険料の支払いが続くタイプに分かれます。
継続するがん治療に対して少しでも支出が減る方が良いかと思いますのでこの部分を基準の一つとしています。
料金
料金は保険会社によっても全く同じ保障内容に揃えることはできませんが、近しいプランを20歳~60歳の男女で算出した上で各がん保険のベースとなる保険料水準を確認。
最終的に全体の平均保険料に比べて高いか安いかをポイントにしています。
以上の6つの基準を参考におすすめをランキングにまとめています。ランキングに関しては別の基準にてチェックすれば順位も変わる為、あくまで参考としてご確認いただければと思いますが、上位にランクインしているがん保険は他の専門サイトなどでも高い評価を受けてるケースもあるのでご自身のがん保険選びの手助けになれば幸いです。