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がん保険ある抗がん剤治療特約の保障内容の必要性と選ぶ3つのポイント

がん保険の抗がん剤特約の必要性
がん保険がん保険の選び方

がん保険を選ぶ時、

  • 抗がん剤の治療が保障されるものを選ぶべきか?
  • オプションとして抗がん剤特約を組み入れたほうが良いか?

もしくは営業担当の方より抗がん剤特約の保障を提案されておりどうすれば良いか判断できていないかもしれません。

昨今のがん治療では抗がん剤治療は一般的ではあるものの本当にどの程度必要なのか?
通常の入院や通院保障ではカバーできないのか?

等々気になる事もあるかもしれません。

そこでこのページではがん保険にや医療保険における抗がん剤特約(保障含む)の必要性について3つのポイントから紹介していきます。

また一般的な抗がん剤特約の内容についても解説していきますので是非ご確認ください。

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がん保険における抗がん剤の必要性について

がん保険の抗がん剤特約の必要性

まず初めにがん保険において抗がん剤治療の保障が必要なのかという部分について3つの客観的なデータを踏まえて紹介していきます。

抗がん剤特約の必要性を考える3つのポイント

  1. 治療する人の割合
  2. 治療にかかる期間
  3. 治療にかかる費用

抗がん剤治療を経験する人の割合

昨今のがん治療では三大治療もしくは標準治療と呼ばれる以下の3つの治療方法が主流となっています。

  1. 手術
  2. 放射線治療
  3. 抗がん剤治療

その中でも抗がん剤の治療の割合はどの程度かと言うと


出典アフラックがん罹患者アンケート調査(2013年8月実施)※上皮内新生物は除く

上記のグラフはがん保険、医療保険で有名なアフラックによるがん治療経験者へのアンケートになりますが実にがん治療経験者の半数以上は抗がん剤治療を経験している事が分かります。

抗がん剤治療は症状に応じて手術前もしくは手術後など治療の可能性が高いという事になります。

抗がん剤治療にかかる期間

次に抗がん剤の治療の期間はどの程度かという点についてですが、こちらはピンポイントで抗がん剤治療だけを行う客観的なデータが確認はできないのですが、一般的に長期化すると言われるがん治療の期間を表すデータとしてがん治療者の5年生存率が上げられます。


出典国立がん研究センター:2016年「最新がん統計」がんと診断されてからの生存率

グラフからもわかるように約6割の方はがんと診断された以降も5年以上の生存をしています。中にはその後全く治療をしていない人も含まれますが、そのほとんどの人は何かしらの継続的な治療=抗がん剤治療を実施している可能性が十分考えられます。

抗がん剤治療にかかる費用

がん経験者は抗がん剤治療を経験する方が多く、そもそも治療期間は長期化するという事になると抗がん剤治療にかかる費用が心配になります。

何となく抗がん剤治療と聞くとより高額な医療費がかかってしまいそうなイメージもあります。

ただし実際のところ、一般的に国内の医療機関にて行われる抗がん剤治療は公的医療保険の対象になりますので本人の自己負担は一定割合に留まります。

仮に抗がん剤治療に高い薬剤が使用されていたとしてもその他の治療行為(入院、手術、放射線治療etc)と合算して本人の自己負担は一般的には3割となります。

高額療養費制度における多数該当

更に高額療養費制度により保険適応の治療行為であれば治療費全てが3割自己負担ではなく1ヵ月の本人自己負担には上限が設定されています。

高額療養費制度による自己負担上限

ほとんどの方であれば一カ月の保険診療における自己負担は8万円~10万円程度。年収770万円以上で17万円~20万円程度となります。

高額療養費制度における多数該当

なお高額療養費による払い戻しが1年間(直近12ヵ月間)で3カ月以上あったときは、が数該当として4カ月目(4回目)から自己負担限度額がさらに引き下げられます。

抗がん剤治療を行う場合でも保険適応がされ一カ月辺りの自己負担に上限があるという事であれば全く払う事が出来ないような高額な治療費を請求される事はない事が分かります。

ただしいくら高額療養費の多数該当があるとしても、4カ月目以降、毎月5万円近くの出費が続くというのは大きな負担である事には違いありません。

未承認の抗がん剤を使用する場合の費用

未承認薬に占める抗がん剤の割合

なお抗がん剤治療には一部保険適応にならない国内未承認の抗がん剤も存在します。

保険診療にならないという事は「自由診療」となり全額自己負担になります。

国内未承認の抗がん剤治療に対応するにはそもそも通常のがん保険における抗がん剤治療特約という話ではなくなってきますのでこの場合は自由診療に対応するがん保険を検討する事になります。

自由診療に関してはこちらにて紹介していますので良ければご確認ください。

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がん保険の主な保障内容

上記にて抗がん剤治療の保障や特約の必要性を紹介してきましたがそもそも一般的ながん保険の保障内容にて抗がん剤に対応できる部分が無いのかどうかをまとめます。

がん保険は各保険会社より販売されており、加入者のニーズに合わせて様々なタイプも有りますが、オーソドックスなタイプは治療行為に対応したがん保険になります。

保障内容 詳細
がん診断給付金 がんの診断時にまとまった一時金を受け取れる
がん入院・通院給付金 がん治療の為の入院や通院に対して給付金日額を受け取れる
手術(放射線治療)給付金 がん治療の為の手術や放射線治療を行った場合に一回当たり10万円~20万円程度の給付金を受け取れる

上記の一般的ながん保険の保障内容で言うと、抗がん剤治療を入院や通院にて行う場合であれば当然入院や通院の回数に応じてこれらの給付金日額を受け取ることは可能です。

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抗がん剤特約とは

抗がん剤特約とは

ただし抗がん剤治療の場合は必ずしも入院や通院が伴わない自宅での服薬治療の可能性もあります。

そこでがん保険における抗がん剤治療では入院や通院の有無に限らず抗がん剤(ホルモン療法)を行っている場合には治療があった月毎に抗がん剤治療給付金を支払うという保障内容になります。

抗がん剤特約(保障)の主な内容

支払条件 抗がん剤治療があった場合。月単位で給付金を支払
保険期間 終身or10年程度
給付金の支払上限 600万円or無制限

抗がん剤特約ではその月に1回でも抗がん剤による治療行為があれば給付金が支払われます。
保険期間は商品によっても異なりますが特約の場合はおおよそ10年単位での更新となっています。

注意点として、被保険者の年齢が若いころは特約の保険料も安いですが更新をする事に1.5倍から2倍近くに値上がりするケースがほとんどです。
また抗がん剤治療給付金の上限は全期間を通して600万円までに指定されている事が多いです。

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このページのまとめ

がん治療の長期化や通院治療の割合などから通院保障を無制限とするがん保険は一般化してきています。
ただし、抗がん剤治療に関しては必ずしも全てのがん保険で対象になっていません。
がん経験者の抗がん剤治療割合や入院も通院も伴わない服薬による抗がん剤治療の可能性を踏まえると抗がん剤治療特約は積極的に保障に組み入れてもよい保障内容かと考えます。

保険料やその他の保険との組み合わせからバランスよく判断してもらえればと考えます。

当サイトでは各保険会社が販売しているがん保険を独自の評価項目に基づきランキング形式でも紹介していますので抗がん剤特約含めがん保険を検討している方は是非こちらもご確認ください。

https://iryouhokenselect.com/ganhokenranking
その他のがん保険の保障内容に関しても以下のページで各項目毎に必要性なども含めて解説しています。

がん保険の保障内容の詳細から対象となる治療範囲をまとめて紹介
がん保険に含まれる保障内容の詳細からおすすめの給付金額などを紹介し、医療保険等との組み合わせパターンなどもまとめて解説しているページです。
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