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がん保険の診断給付金(一時金)は保障内容としていくら必要?【経験者アンケート参考】

診断給付金の必要性
がん保険がん保険の選び方

がん保険の加入を検討している方は

例えば
  • 診断給付金(一時金)をいくらに設定するべきか?
  • そもそもなぜ診断金自体は必要なのか?

と疑問を持たれているかもしれません。

そんな方の為にこのページではがん保険の診断給付金を設定する参考になるように実際の経験者アンケートを踏まえ各種情報を紹介しています。

ポイントをまとめると

ポイント
  • 自己負担は50万円~100万円前後
  • 様々な治療に対応できる診断金が重要

となります。それぞれの詳細をデータを含めて解説していきます。

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診断給付金の必要性について

診断給付金の必要性

まずなぜがん保険には診断一時金が存在するのかという部分ですがこれはがん治療自体がその他の病気やケガに比べて一般的に長期化する傾向にあり、治療費にかかる経済的負担をカバーする意味合いが強いです。

がんと診断されてからの生存率

過去には「不治の病」とも言われていた「がん」ですが、最近では医療技術も進み、早期発見の機会も増え、治療を続けながら仕事をする人なども増加傾向にあります。

具体的には国立がん研究センターが2016年に発表した「がんと診断されてからの生存率」では2006年から2008年にがんと診断された人の5年相対生存率は男女計で62.1%(男性59.1%、女性66.0%)であり実に6割以上の方がその後も生存しています。


出典国立がん研究センター:2016年「最新がん統計」がんと診断されてからの生存率

この6割の中にはその後全く治療をしていない人も含まれますが、そのほとんどの人は何かしらの継続的な治療を実施している可能性が高いと思われます。

がん患者の平均入院日数

上記の数字からもがん治療が長期化する可能性がある事は十分に理解する事が出来ます。では代表的な治療である入院はどうかと言うとこちらは一般的には年々、短縮傾向にありがん治療に関しても同様です。


出典厚生労働省:平成26年(2014)患者調査より抜粋

つまり治療は長期化していても、入院自体は短期化している為、入院給付金が支払われる保障内容のみが手厚いプランでは場合によっては経済的な負担解消につながらない可能性もあるという事がわかります。

これらの事からも使用用途が問われないがん保険の診断給付金は昨今の医療事情を踏まえても積極的に検討してよい保障内容ではないでしょうか。

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診断給付金(一時金)はいくら必要か?

では次に診断給付金はいくら必要か?いくらあれば安心できるのか?という点についてですが、当然保障なので多い方が安心ではあるのですが、診断金が高くなれば連動して保険料も高くなってしまう為、ある程度のバランスが必要になります。

具体的にいくら必要かというと人それぞれ経済状況や、治療内容によっても変わってくる為一概には言えませんが、参考までに実際にがんを経験された方が治療にかかったアンケート結果を参考にすることができます。

がん経験者の実際に治療にかかった費用



出典アフラック:がんに関するイベントの来場者を対象としたアンケート調査(2010年)

上記はアフラックが2010年に全国で実施したがん関連セミナーの来場者アンケートですが、がんを経験された方へのアンケートとして実際に治療関連にかかった費用を集計した結果「100万円~200万円程度」が全体の約半数を占めています。

また中には300万円以上と回答している方もいる事からも状況によっては診断給付金としてのまとまった一時金が大きく経済的な支えになる事もあります。

いずれも、それぞれ治療内容や症状などが異なる為、必ずこれだけ必要という事はできませんが、がん保険の診断給付金を設定する上での参考にはなるのではないでしょうか。

個人的には仮にがんの治療方法が組まれても柔軟に対応できる診断給付金はできれば100万円以上~からプラン設計していますし、おすすめしています。

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診断給付金(一時金)が支払われる条件

最後に診断給付金が実際に支払われる条件についてですが、基本的にはがん保険の契約後に初めてがんの診断を受けた場合を対象としていますが、保険商品によってはがんの進行度(ステージ)によって給付有無が異なる場合があります。

悪性新生物と上皮内新生物

悪性のがんにはステージの進行している「悪性新生物」と初期がんの「上皮内新生物」に大きく分かれ、一般的にがん保険の支払対象は共に対象になる事が多いですが診断給付金に関しては「上皮内新生物」は対象外であったり50%の保障に減額される事があります。

アフラックのがん保険で発売が古いがん保険などは「上皮内新生物」は保障対象外となるものもありますので気になる方はご確認ください。

何度でも受け取れる複数回特約など

更に基本的には診断給付金は初めてがんと診断された場合の一度きりを対象としていますが、保険商品によっては特約や元々の商品設計上、例えば初回診断から2年毎に特定の条件を満たすことで何度でもまとまった診断金を受け取れるようながん保険医療保険も多数存在しています。

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このページのまとめ

がん保険を検討するにあたっては診断金の設定が最も重要な項目の一つになるのではないかと考えます。実際がんの治療を開始する事になった方々も治療初期の段階でまとまった大きな給付金を受け取る事で経済的な安心に繋がっている様子が多々あります。

診断給付金の支払条件などは似ているようで各保険会社によって違いがありますので、プラン検討をする際は是非複数の保険商品を比較検討できる無料相談などを活用されることをおすすめします。

またがん保険の保障内容に関しても以下のページで各項目毎に必要性なども含めて解説しています。

がん保険の保障内容の詳細から対象となる治療範囲をまとめて紹介
がん保険に含まれる保障内容の詳細からおすすめの給付金額などを紹介し、医療保険等との組み合わせパターンなどもまとめて解説しているページです。
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