他の保険生商品に比べると加入しやすいとされるがん保険も一定の加入条件が存在ます。
加入検討者の中には
- 健康状態以外の加入制限があるのか?
- がんになってなければ誰でも加入できるのでは?
と思われている方が多いかと考えます。
そこでこのページでは保険のプロの立場からがん保険の加入条件を健康告知以外も含め解説してきます。
がん保険に限りませんが保険加入では危険選択と言われるものがあります。
上記の3つを踏まえてがん保険の加入条件では
というケースが考えられます。
詳細に関しては引き続き解説していますのでがん保険の加入条件を確認される方は是非読み進めてください。
がん保険の加入における職業制限について
一般的に保険加入時では現在の勤務先や職業を申告する事で「職業告知」を行います。
これにより職業、職種による危険リスクを精査し、通常と比べてリスクが高いと判断される場合は契約できる保険金額に上限が付いたり加入自体を見送られるケースもあります。
- 空手家
- K-1選手
- 探検家
- プロボクサー
- プロレスラー
- ラグビー選手
- 登山家
- テストドライバー
- レーサー
- アイスホッケー選手など
上記に加えて「無職」や「家事手伝い」など定期的な労働収入を得ていない場合も医療保険や生命保険全般の加入が出来ないケースが一般的です。
ただし、がん保険に関しては保険会社にもよりますが、加入時の職業告知が無い場合があり職種を問わず契約が出来る事も多いです。
ご自身の職業でその他の保険商品への加入を断念されていた方でもがん保険に関しては問題なく加入できる可能性が高いですので、保険相談などを積極的にご活用ください。
がん保険の加入が出来ないケース
保険会社によっては職業告知が用意されていないケースもありますが、それでも危険選択の観点から以下のケースではがん保険も加入が出来ない事が一般的です。
住所不定者
保険契約では必ず契約者の氏名と住所を申告する必要があります。
契約手続きに際しては関係書類なども郵送される為。必ず契約者に書類が届く住所が必要になります。
当然、住所不定者で具体的な住所を申告できない場合はがん保険に限らず加入不可となります。
生活保護受給者
生活保護受給中の方も本人が申告しなければ保険会社も担当者も知る契約者が生活保護受給者である事を知る事はありません。
先述しているようにがん保険は職業告知が無いケースも多いので加入は可能です。
ただし、危険選択の観点からは生活保護受給者は契約者、被保険者共に加入が不可となりますので保険会社側が生活保護受給者である事を何かしらで知り得た場合は契約が解除される可能性も在ります。
海外渡航予定者
仕事や配偶者の関係で国外に一定期間渡航、滞在される場合はいくつかの条件があります。
- 渡航後でも国内に連絡先があり、保険料の徴収が可能である事
- 渡航目的地が社会不穏地域(テロや伝染病など)の出ない事
海外への渡航中でも保険会社からの連絡や郵送物などは国内の指定住所に届けられ、保険料の引き落としも国内の金融機関を指定する事になります。
反社会的勢力
がん保険に限りませんが、反社会勢力との関係は遮断される為、加入はできません。
- 暴力団、暴力団員
- 暴力団準構成員
- 暴力団関係企業etc
健康上の加入制限について
がん保険の加入に際しても告知書の質問内容に対して現在の健康状態を正しく申告する必要が有ります。
医療保険や生命保険に比べると比較的加入しやすい傾向にあるがん保険ですが、具体的に告知内容や健康上加入出来ないケースを紹介します。
がん保険の告知内容について
がん保険の告知内容は一般的にがんのみに特化した質問が用意されている為、持病がある方や過去2年以内に入院や手術がある方でもがんに関連する疾病や疑いが否定されている場合は加入可となります。
がん保険の告知内容に関しては以下のページにて詳細を解説していますので気になる方はご確認ください。
がん経験者のがん保険加入
各保険会社のがん保険の告知書では
という質問がされる為、過去、現在踏まえてがんを経験されている場合はがん保険の加入は不可となります。
ただし、最近ではがんを経験された方でも一定の条件を満たすことで加入できる緩和型のがん保険も出始めています。
主な条件としては診療完了から5年以上経過している必要がありますが条件に該当される方は是非参考にしてみてください。
このページのまとめ
がん保険の加入条件とまとめると
という事になります。
その他、がん保険に加入に際しての注意点やチェックポイントなどはこちらでまとめています。
これからがん保険への加入や見直しを予定している方は是非参考にしてみてください。