あなたは鉄欠乏性貧血の治療中でも加入できる保険を探してはいませんでしょうか?
もしくは現在は診療完了し何もしていない場合でも、以前に飲んでいた薬などの治療履歴を申告する必要があるのかと気にされているかもしれません。
基本的には加入時の告知書には質問の内容に沿ってありのままを記入しますがおおよそ一般的な加入可否を判断する数値目安や治療状況なども存在します。
そこでこのページでは鉄欠乏性貧血の方、もしくは過去に鉄欠乏性貧血だった方でも加入できる保険の種類や治療状況、数値目安等を解説しています。
鉄欠乏性貧血の方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
鉄欠乏性貧血の保険加入の主なポイント
まず初めに鉄欠乏性貧血の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 単体のがん保険は基本加入可能
- 告知期間内に入院履歴が有ると加入不可の可能性大
- 現在進行形で治療している場合も見送りの可能性有り
- 経過観察中の場合はヘモグロビン数値等を参考
- 診療完了後であれば制限なく加入可能
がん保険以外で言うと、入院履歴や治療している場合は加入不可で経過観察中の場合で数値等を参考に判断というイメージです。
引き続き鉄欠乏性貧血の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険や生命保険の加入について
医療保険と生命保険(=死亡保険)は保障範囲が異なるものの告知書の質問内容は類似する傾向が高く、保険会社の引受基準も結果的に近しくなる事が多いです。
その中で鉄欠乏性貧血に関しては告知書の質問範囲における入院治療の有無が上げられる事があります。
入院治療がある場合
現在、もしくは過去に鉄欠乏性貧血による入院の治療履歴がある場合はあくまで一般論ではありますが加入付加となる可能性があります。
保険会社によっても微妙に異なりますが加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
おおよそ、5年以内に鉄欠乏性貧血による入院があれば告知書にその旨申告する必要があります。
一方、入院治療の履歴があったとしても5年以上前など告知書の質問に該当しないのであれば申告する必要はありません。
入院履歴がない場合
入院治療は行っていない場合であれば、その他服薬や通院の経験が告知事項に該当する場合にはその内容を正確に記載します。
- 治療開始時期
- 直近のヘモグロビン数値(g/dl)
- 現在服用している薬剤名
- 原因となった病気がある場合はその病名
現在診療中の場合
具体的に医師の処方による薬を定期的に飲んでいる場合などは治療中の為、加入が見送られるケースが多いです。
経過観察中の場合
服薬などの治療はしていないまでも定期的な検査を指示されている場合などは経過観察中に該当します。
保険会社や原因となった病気にもよりますが、一般的には鉄欠乏性貧血でも経過観察中であれば医療保険、生命保険共に加入できる可能性が高いです。
診療完了している場合
更に現在は治療も経過観察もなく診療完了している場合、その他の合併症などがなければ問題なく加入できる事が一般的です。
診療完了の定義について
注意点としては診療完了の判断はあくまで医師のみであるという点です。
鉄欠乏性貧血にて最初は医師の指示による薬を飲んでいたものの、だんだん体調が良くなった為、自己判断にて治療を終了してしまうケースや、サプリに切り替えてしまうなどという事も十分考えられます。
この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
あくまで医師による診療完了=治療が終了する旨の確認をするようにしてください。
本人には悪意が無く診療完了と思って告知をした場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
鉄欠乏性貧血の方でも保険加入できる数値目安や健康診断のチェックポイント
鉄欠乏性貧血における治療状況にもよる為、一概には断言できませんがポイントになるのはヘモグロビン数値になります。
更に具体的な数値は各保険会社によっても異なる為、明確な正解はありませんがここではあくまで一般的な基準としての数値目安は以下になります。
ヘモグロビン数値 | 加入目安 |
9以上~19未満 | 可能性有 |
上記以外 | 加入不可 |
なお、過去の健康診断等で上記の鉄欠乏性貧血の指摘があり、再検査や治療の指示がありながらそのままにしてしまっている場合は速やかに治療や再検査を実施するようにしてください。
再検査等の指示をそのままにした状態では保険会社側は正確な健康状態の判断が出来ない為、結果として「不承諾」となるケースがあります。
引受基準緩和型医療保険の加入について
鉄欠乏性貧血にて通常の医療保険や生命保険等の加入が難しい場合でも、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
過去1年~2年以内での入院に関しても「特定の病気」に限定されているケースが多く、ピンポイントにて鉄欠乏性貧血が該当する事は少ないかと考えます。
引受基準緩和型の保険は通常の保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
更に女性の鉄欠乏性貧血の原因として多いのが「子宮筋腫」ですがこちらも基本的には治療状況に関わらずがん保険の加入が可能です。
がん保険は契約者のニーズに合わせ治療特化型や診断金メインの「がん保険」などご自身の希望に合わせた選択が可能です。
このページのまとめ
鉄欠乏性貧血値で保険の新規加入や見直しを躊躇ってしまっている場合でも状況に応じて様々な対策が考えられます。
通常の医療保険や生命保険の加入が難しい場合でも、引受基準緩和型の方が現在の医療事情に合わせた希望にあう可能性も高いです。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
ある程度、ご自身の希望を整理しつつ自分から赴く保険ショップや希望の場所に来てもらう訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスを是非ご活用ください。