あなたは過去に子宮筋腫の治療経験がある上で新たにがん保険の加入ができるのか疑問に思われてはいませんでしょうか?
もしくは現在、子宮筋腫の治療中でがん保険の見直しができるか検討しているかもしれません。
子宮筋腫は女性特有の病気の中でも乳がんに次いで患者数が多いだけに、ご自身に限らず周りの方でも経験者がいる可能性が高いです。
結論から言うと、一部の保険会社では断られる可能性もありますが、ほとんどのがん保険では子宮筋腫の治療中、治療完了に関わらず加入可能です。
ただし、がん保険の告知事項をしっかりと確認する必要がありますし、医療保険に関してはある程度の制約も入ります。
このページでは子宮筋腫に関連したがん保険の加入における注意点などを紹介していきます。
がん保険の告知内容について
冒頭にてお伝えしたように、がん保険に関しては子宮筋腫の治療有無にかかわらず問題なく加入できるケースがほとんどです。
理由はがん保険の告知内容は医療保険などに比べれば限定的なため、基本的にはがん関連の内容しか問われないからです。
子宮筋腫は腫瘍ではあるものの良性のため、基本的にはがん保険の告知に該当する事も無く加入可能です。
ただし限定的な告知内容にも注意点がありますので以下をご確認ください。
直近3カ月以内に入院・手術をすすめられた場合
「がん」の関連性に関わらず、直近3カ月以内に入院や手術を医師から勧められた場合は一旦3カ月以上経過するまで保留する必要があります。
例えば3カ月以内に子宮筋腫の診断がされ、同時に手術も行った場合などがこれに該当します。
保険商品の中には3カ月以内でも入院や手術の実施によって治療が完了した場合は告知に該当しないとする場合もありますが、明確な治療完了とせずに経過観察などが続いている場合はあくまで3カ月以上が経過するのを待つようにしてください。
子宮筋腫の診断がされていない場合
がん保険の告知内容はがん関連に限定されたものですが、腫瘍やしこりが検査中や経過観察中でがん(=悪性新生物)または上皮内新生物の疑いがある時点では加入できません。
つまり子宮筋腫の診断後はがん保険に加入できますが、子宮筋腫かどうかわからない時点ではがんの疑いが消えたわけではないのでその疑いが晴れるまで加入手続きは保留するようにしてください。
がん保険の告知内容についてはこちらでも紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
子宮筋腫の治療が保障される保険について
ネット上のQ&Aサイトなどでは子宮筋腫の手術を予定している方から
「がん保険の給付金が出るか?」
との質問をたまに見受ける事があります。
子宮筋腫はあくまで良性腫瘍の為、がん保険の保障は対象外となります。
それゆえに子宮筋腫の治療中、治療後でもがん保険に加入する事が可能です。
医療保険の場合
医療保険に関しては当然がんを含めた病気ケガの治療に伴う入院や手術が対象となる為、子宮筋腫の治療にも対応します。
医療保険の告知内容について
ただし医療保険の場合はがん保険のように問題なく加入できる訳ではなく、おおよそほとんどの医療保険では過去2年以内の治療履歴の確認があります。
その為、現在進行形で子宮筋腫の治療中や治療が完了していても2年以内の場合は告知該当となります。
子宮筋腫によって医療保険に加入出来ないという事はありませんが、条件付き承諾として子宮部位に関しては一定期間は保障対象外となります。
例:子宮筋腫による医療保険の告知該当の場合
治療中 | 治療完了2年以内 | |
子宮部位 | 5年間対象外 | 1年~2年間対象外 |
このページのまとめ
以上のようにがん保険の場合は告知内容を注意して子宮筋腫が
- 診断確定されているものなのか
- 3カ月以内の経過観察中ではないか
等を確認した上で適切なタイミングでの加入をご検討ください。
医療保険に関しては条件付き承諾となる可能性が高いので現在すでに医療保険に加入しており、子宮部位に関して数年以内に手術の可能性などがある場合には医療保険の新規加入や見直しによる乗り換えなども慎重に行うようにしてください。
いずれも、女性の保険加入に際して問題になる可能性があるところでもありますので気になる方はプロのファイナンシャルプランナーや保険ショップなどの無料相談などをご活用いただくのが良いかと考えます。