急性肝炎の方の保険加入では診療状況により加入できる保険商品が異なります。
- 検診結果から急性肝炎と診断され保険加入や見直しが出来るの気になっている方
- 治療は行わない要経過観察中の場合でも申告が必要か疑問に思われている方
- 既に完治しており一定期間が経過している場合など
急性肝炎の方でも様々なケースが考えられます。
そこでこのページでは急性肝炎の方でも加入できる保険の種類や治療状況、数値目安等を保険のプロの立場から一般的な目安を含めて解説していきます。
また具体的な治療行為がない場合は保険会社にもよりますが「条件付き承諾」として加入可能性有りとなります。
急性肝炎の数値が高い方や現在治療中の方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
急性肝炎の保険加入の主なポイント
まず初めに急性肝炎の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 入院など具体的な治療行為ある場合は加入不可
- がん保険は治療行為が無い場合は加入可能性大
- 医療保険は治療行為がなくても診療中や完治から日が浅いと条件付き承諾の可能性大
- 死亡保険は経過観察のみであれば加入可能性大
やはり具体的な治療行為(入院等)の有無が加入可否を分けるケースが多いかと考えます。
引き続き急性肝炎での保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
なお、急性肝炎ではなく診療期間が長期に渡る「慢性肝炎」の方はこちらで解説していますのでご確認ください。

告知の注意点(診療完了について)
急性肝炎に限らず加入時の告知では診療完了かどうかが加入可否のポイントになる事が多いです。
当然加入手続きの健康告知ではありのままに健康状態を申告する必要がありますが、注意しないといけないのが診療完了の判断を誰がしているかという部分です。
当然、「診療完了」を判断するのは医師のみなのですが体調が良くなった為、自己判断にて治療を終了してしまうというケースがあり、この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
あくまで医師による診療完了=治療が終了する旨の確認をするようにしてください。

医療保険の加入について
まず初めに医療保険の加入についてですが保険会社によっても引き受け基準は異なる為一概には言えませんが、告知書の質問範囲内で急性肝炎による入院など具体的な治療行為があったかどうかがポイントになります。
保険加入時の加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。

入院や治療がある場合
告知書の質問範囲にて入院や治療履歴がある場合は更に現在進行形で診療中かどうかで判断が分かれます。
診療中の場合
診療中の場合は「不承諾」として加入が見送られるケースが一般的です。
診療完了してる場合
また入院治療などがあった場合でも現在は完治(=診療完了)している場合は保険会社によっては加入可となるケースもあります。
おおよその目安としては治療自体が短期間で終了し、既に1年から2年近く経過している場合は加入可となる可能性もあります。
入院や治療がない場合(経過観察中)
入院や治療は行っていない場合(=経過観察中を含む)は、診療状況により条件付き承諾か承諾に分かれるケースが一般的です。
診療中や診療完了からの時間が短い場合
具体的な治療行為が無くでも経過観察などを含む現在進行形で診療中という場合や診療完了からの期間が短い場合には「条件付き承諾」として一定期間(2年から3年間)or全期間で肝臓関連部位(胆嚢や胆管)が保障対象外となる可能性高いです。
診療完了からの目安は保険会社によっても異なりますがおおよそ2年から3年以内だと期間が浅いと判断される可能性が高いです。
診療完了後2年以上経過してる場合
急性肝炎による具体的な治療行為が無く医師より診療完了と判断され既に2年以上経過いしてる場合は無条件で加入可となるケースが高いです。
医療保険は以下のページで具体的な評価基準を元におすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非参考にしてみてください。

女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、主契約である医療保険部が加入できる場合は女性保険(=女性疾病特約)も契約となります。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。

死亡保険の加入について
死亡保険の場合、医療保険とは保障範囲は異なるものの、告知内容は類似する部分が多く引き受けの審査基準も同等になる事が多々あります。
その為、医療保険同様に過去5年以内での入院や治療有無が一つの判断基準になります。
入院、治療がある場合
医療保険同様に告知書の質問範囲内にて急性肝炎による治療や入院がある場合は加入不可となるケースが一般的です。
また既に診療完了した場合は治療期間が短く診療完了から1年から2年以上経過している場合は加入可となる可能性も在り得ます。
入院や治療がない場合
なお比較的症状が軽く入院などの具体的な治療を行っていない場合であれば、診療状況問わず加入可と判断される保険会社が多いです。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。

がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
急性肝炎の場合は3カ月以内に医師による入院や手術のすすめなど診療中の場合は加入不可となる可能性も在ります。
更に急性肝炎から肝機能障害や慢性肝炎などに進行した場合も加入が難しくなる可能性があります。

がん保険の告知該当しない場合であれば無条件にてがん保険を選択する事が可能です。
その他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。

介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
急性肝炎の場合は入院有無や具体的な治療行為の有無に限らず現在進行形で診療中の場合は加入不可となる可能性が高いです。
一方で既に診療完了している場合は完了からの経過年数は問わず加入可となる可能性が高いです。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。

引受基準緩和型保険の加入について
通常の医療保険や生命保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
仮に急性肝炎の治療中で通常の保険加入が難しい方でも以下の告知項目に該当がなければ加入可能となります。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
引受基準緩和型医療保険
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。

緩和型死亡保険
引受基準緩和型医療保険にはオプションとして終身保険特約を付加する事が出来る商品が多数ありますが、医療保険ではなく単体の死亡保険を希望という場合は定期タイプ、終身タイプ共にこちらで紹介しています。

このページのまとめ
急性肝炎による保険加入をまとめると
- 入院等の治療を伴う診療中の場合は加入不可の可能性大
- ただし短期間で治療が終了し診療完了から2年程度経過していれば加入可
- 具体的な治療行為がない状態では医療保険は条件付き承諾
- 治療がなければ医療保険以外はほぼ無条件で加入可
というのがおおよその審査基準になります。
例えば検討してる保険商品が加入不可の状況だとしても、先述しているように引受基準緩和型保険などは加入可となる可能性が高いですし、商品種類も豊富なので複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険選びも可能です。
複数の保険商品から比較検討をするには無数の保険商品の取り扱いがある保険ショップやFP訪問型の無料相談サービスを活用する事になりますが、これらのサービスは全て無料で利用する事が可能です。
当サイトでは保険相談もおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ参考にしてみてください。