C型肝炎ウイルスキャリアの方でも引受基準緩和型の医療保険や死亡保険であれば複数の商品から比較検討する事が可能です。
と言われても、
と思われている方も多いかと考えます。
そこでこのページでは保険のプロの立場からC型肝炎ウイルスキャリアの方でも加入可能な保険商品と正しい告知について紹介していきます。
「引受基準緩和型保険」も現在では各保険会社より様々な商品が発売されており、特約により自由度の高いプラン設計やより割安な保険料の保険商品を探す事も可能です。
C型肝炎ウイルスキャリアの方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
C型肝炎ウイルスキャリアの方の保険加入の主なポイント
まず初めにC型肝炎ウイルスキャリアの方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
注意点として比較的加入しやすい単体のがん保険もC型肝炎ウイルスキャリアの場合は加入が出来ない可能性が高いです。
なお既に発病している場合は「慢性肝炎」や「C型肝炎」での保険加入の審査基準を参考にしてください。
引き続きC型肝炎ウイルスキャリアの保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
ただしC型肝炎ウイルスキャリアに関しては上記のように治療中・検査中・経過観察中の場合は告知該当として加入が見送りとなります。
参考までにがん保険の告知内容に関しては以下で解説してます。
医療保険や死亡保険の加入について
まず初めに通常タイプの医療保険や死亡保険の加入についてですがこれら2つの保険は告知書の質問内容で主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
C型肝炎ウイルスキャリアの方であれば5年以上前に診断をされていたとしても定期的な診察などがあれば告知書に「C型肝炎ウイルスキャリア」を申告する事になります。
C型肝炎ウイルスキャリアの申告があれば通常の医療保険や死亡保険は加入不可として契約が見送られる事が一般的です。
無告知による告知義務違反について
注意点として現在は発病していないという理由からC型肝炎ウイルスキャリアを申告しない(無申告)で加入手続きをすれば加入する事自体はできてしまいます。
なぜなら、保険会社は加入時点では被保険者の健康状態を過去に遡ってチェックしないからです。
ただし、契約はできたとしてもいざ入院などをして給付金の請求をする際には必ず医師の診断書が必要になり、診断書には「既往症」を記載する欄がある為、このタイミングで加入時の告知事項との相違が見つかる可能性が非常に高いです。
健康状態を正確に告知していない行為は「告知義務違反」の為、給付金も支払われず、契約も解除されます。
告知義務違反が発覚するタイミングや詳細についてはこちらでも解説しています。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
C型肝炎ウイルスキャリアの場合は主契約である医療保険や生命保険が加入不可となる為、女性保険(=女性疾病特約)も加入不可となります。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的で医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にありますがこちらもC型肝炎ウイルスキャリアの場合は民間の介護保険も加入はできない可能性が高いです。
引受基準緩和型保険の加入について
通常の医療保険や死亡保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
C型肝炎ウイルスキャリアはウイルス感染はしているものの発病していない状態を指しますので一般的に考えれば上記の質問には該当しないケースが高いです。
既に肝炎を発病している場合などはウイルスキャリアではなく慢性肝炎での加入可否となりますのでそちらも参考にしてください。
引受基準緩和型医療保険
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、冒頭にてお伝えしたように現在では各社より商品開発が進み特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
C型肝炎ウイルスキャリアの方でも通常の医療保険同様にオプション選択などを含め各社を比較検討しながらご自身の要望に合わせた医療保険選びも可能です。
以下のページでは引受基準緩和型医療保険を独自の評価基準を元にスコアリングを行い、おすすめをランキング形式にて紹介しています。
緩和型死亡保険
引受基準緩和型医療保険にオプションで終身保険特約を付加する事が出来る商品が多数あります。
ただし医療保険ではなく死亡保険のみを希望という場合は定期タイプ、終身タイプ共に単体の緩和型死亡保険を選ぶ事も可能です。
数は多くありませんがこちらもタイプ別にランキングにて紹介しています。
無選択型終身保険
状況によっては引受基準緩和型保険でも加入が見送られるケースもあります。
そんな時どうしても保険に加入する必要があるという方向けに「無選択型終身保険」があります。
契約可能年齢(40歳~80歳)であれば病院の入院中であっても加入可能です。
以下のページで無選択型終身保険の特徴からおすすめ商品をランキング形式にて紹介しています。
このページのまとめ
C型肝炎ウイルスキャリアの方の保険加入をまとめると
となります。
先述しているように引受基準緩和型保険も現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険選びが可能です。
自宅近くの保険ショップや希望の場所に来てもらう訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料保険相談サービスを是非ご活用ください。