関節リウマチの治療中でも入れる保険商品は一般的にがん保険か引受基準緩和型の医療保険、生命保険になります。
等々、関節リウマチでも状況は様々かと思います。
そこでこのページでは関節リウマチの方でも加入できる保険の種類や治療状況による審査基準等を解説しています。
と言う形で加入できる保険種類に制限がありますので加入手続きは慎重に行う必要があります。
関節リウマチにて薬を飲んでいるのに相談している保険外交員から
などと言われても、それはその外交員の知識不足ですし、そもそも外交員には告知受領権がありませんので注意してください。
関節リウマチの治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
関節リウマチの保険加入の主なポイント
まず初めに関節リウマチの方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は加入可
- 通常の医療保険は加入不可
- 通常の生命保険は診療完了後数年経過で可能性有り
- 引受基準緩和型保険は加入可能性有り
一般的な傾向として単体のがん保険と引受基準緩和型タイプの保険であれば加入の制限がされる事は少ないです。
また通常の死亡保険(=生命保険)は診療完了後数年経過している場合は加入可能性がありますが、関節リウマチの場合、診療完了とされる可能性の問題やその定義もしっかりと確認する必要があります。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
関節リウマチの場合も診療完了して数年経過している場合は生命保険の加入が許可される可能性もあります。
診療完了とは言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますがこれを判断するのは医師のみです。
無意識的に自己判断で診療完了と思い告知しなかった場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き関節リウマチの保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
関節リウマチの方でも単体のがん保険に関しては診療状況問わず加入可となります。
がん保険も保障内容別に様々な種類が存在していますのでテーマ別におすすめをランキングで紹介していますので是非参考にしてみてください。
医療保険の加入について
先述しているように関節リウマチの方は通常の医療保険の加入は引き受け不可として加入出来ない事が一般的です。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
当然、関節リウマチの治療中であれば直近5年以内にて何かしら関節リウマチの治療を行っている事になり、具体的な病名を申告すれば「加入不可」と判断される可能性が高いです。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。
関節リウマチにて医療保険の加入を希望される場合は、後述する引受基準緩和型保険の医療保険の部分も併せてご確認ください。
引受基準緩和型医療保険の加入について
関節リウマチの方は通常の医療保険や生命保険等の加入が難しい為、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」を検討する事になります。
別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
直近1年~2年の間で入院がなければ加入できる可能性が高いです。
引受基準緩和型医療保険
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
緩和型死亡保険
引受基準緩和型医療保険にはオプションとして終身保険特約を付加する事が出来る商品が多数ありますが、医療保険ではなく死亡保険のみを希望という場合は定期タイプ、終身タイプ共に単体の緩和型死亡保険を選ぶ事も可能です。
無選択型終身保険
状況によっては引受基準緩和型保険でも加入が見送られるケースもあります。
そんな時どうしても保険に加入する必要があるという方向けに「無選択型終身保険」があります。
契約可能年齢(40歳~80歳)であれば病院の入院中であっても加入可能です。
以下のページで無選択型終身保険の特徴からおすすめ商品をランキング形式にて紹介しています。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多く通常の医療保険が加入不可となれば女性保険も加入不可となります。
ただし、既に診療完了して2年から3年以上経過している場合は「加入可」となる保険会社もあるかもしれませんので該当する方はおすすめの女性保険ランキングも参考にしてみてください。
死亡保険の加入について
医療保険同様に告知範囲内(原則5年以内)にて関節リウマチの治療中の場合や経過観察中では死亡保険も加入不可となります。
ただし、初期段階から治療を開始し現在は医師の判断にて診療完了となり数年経過(2年以上)という事であれば通常の生命保険への可能性も在り得ます。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
ただし診療中はその他の保険商品同様に介護保険も加入不可となります。
診療完了後数年以上経過している場合は保険会社によって加入できる可能性も考えられますので該当する方はチェックしてみてください。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
このページのまとめ
関節リウマチによる保険加入では主に3つの保険種類が加入可能
となり、ある程度加入制限があるように思われますが先述してるように各種商品をランキングで紹介できるくらい選択肢は豊富で契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
仮に現在加入中の保険会社の担当者からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われている事があったとしても、その保険会社の取り扱っている商品では関節リウマチによる新規加入が難しいだけで別の保険会社では問題無く乗り換えや新規加入が可能になるケースがあります。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
関節リウマチのように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。