白内障の方でもそれのみが原因として加入制限がされる可能性は低く基本的には保険加入は可能です!
と言われても、
等々、いろいろ疑問に思われる方も多いかと考えます。
そこでこのページでは白内障の方でも加入できる保険種類や治療状況による審査基準等を一般論を踏まえて解説しています。
簡単にまとめると
となります。
保険会社によっても基準は異なる為、一律で断言する事はできませんが、医療保険のみ手術の実施有無が加入可否に影響する場合があります。
それ以外は原則、無条件加入となる可能性が一般的ですが糖尿病性の場合や合併症がある場合は審査結果も変わってきます。
白内障の診断をされた方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
白内障の保険加入の主なポイント
まず初めに白内障の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は治療状況問わず無条件で加入可能
- 医療保険は診療中や手術からの期間が短いと一時的に制限有り
- 死亡保険では特に加入制限無し
- 介護保険や女性保険も特段加入制限無し
医療保険以外は治療状況による加入制限なく、無条件加入となる事が一般的です。
ただし、
また医療保険のみ一時的な加入制限がされるのは白内障による手術が給付金支払対象となるからです。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
白内障の場合も診療中か診療完了かで審査基準が分かれる可能性がありますが、診療完了は言葉の通りその病気やケガの治療が終了している状態を指しますが「診療完了」を判断するのは医師のみです。
自己判断にて治療を終了してしまうというケースがありますが、この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
無意識的に診療完了と思い告知をした。もしくは告知しなかった場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き白内障の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
まず初めに医療保険の加入についてですが大分類として白内障による手術履歴の有無によって基準が分かれる事が多いです。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
上記のケースで言うと過去5年以内に白内障の手術を実施しているかどうかが一つの目安となります。
手術があったとしても過去5年以上前であれば告知書の質問に該当しない為、申告する必要はありません。
白内障の手術を実施している場合
白内障の手術を実施済みの場合もいくつかの分岐があります。
手術実施後も診療中か手術からの期間が短い場合
既に白内障の手術を実施済みの場合でも引き続き診療中の場合や診療完了していても手術からの期間が短い(目安としては手術実施から2年~3年未満)の場合は条件付き承諾として特定の部位が保障対象外となります。
一般的には「眼球とその周辺の付属器(網膜など)」が2年~3年程度の間医療保険の保障対象外となる事が予想されます。
手術後2年~3年以上経過している場合
既に手術を終えてから2年(or3年)以上経過しており、医師の判断で診療完了している場合は医療保険も無条件加入となります。
白内障の手術はしていない場合
現時点では白内障の手術未実施の場合は診療状況による判断になります。
診療中(治療中) | 条件付き承諾 |
診療完了 | 無条件加入 |
診療中の場合は条件付き承諾として眼球(その周辺の付属器)が2年~3年前後で保障対象外となります。
手術がされていない状況でも医師の判断で診療完了となった場合は無条件加入となります。
なお当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多く先述しているように白内障でも医療保険の加入は可となりますので女性保険も基本的に加入可能となります。
女性保険も以下よりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
死亡保険(=生命保険)は白内障の診療状況による加入可否がありませんので原則加入可となります。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
白内障の方でもがん保険は治療有無問わず加入可能です。
医療の保障を希望される方はがん治療のみに特化した単体の「がん保険」がご自身の希望に合っている場合もありますのでその他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
白内障の方でも手術の実施有無に限らず介護保険の加入はできる可能が高いです。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型医療保険の加入について
白内障が原因として通常の医療保険や生命保険の加入が制限される可能性は少ないですが、何かしらの合併症等で加入出来ない場合は持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」を選択する事になります。
限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
このページのまとめ
ある一定の年齢になると白内障と診断される方も多いかと思われます。
ただし白内障では医療保険のみ診療状況による一時的な加入制限があるだけで、それ以外では特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
白内障と診断されてしまったから、保険加入しても治療費を受け取る事は出来ないと考えるのは間違った認識となります。
正確には一定期間(2年~3年程度)が経過すれば給付金の支払対象にもなります。
白内障を原因として保険加入や見直しを躊躇する必要はありません。
現在は昔のように一社のみの保険会社だけではなく複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
白内障のように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。