睡眠時無呼吸症候群の方の保険加入では診療状況により、加入制限や見送りになる事もある為、正確な告知が必要です。
現在睡眠時無呼吸症候群で保険を検討されている方は
- 治療中でも入れる保険や契約中の保険の見直しができるのか?
- 治療が終了している状態で数年経過してても申告が必要か?
と疑問に思われているかもしれません。
そこでこのページでは一般論を踏まえつつ、保険のプロの立場から睡眠時無呼吸症候群の方の診療状況別、保険種類別の審査基準等を解説していきます。
保険会社によっても基準は異なる為、一律で断言する事はできませんが、睡眠時無呼吸症候群の発病からの時間経過が加入可否に影響する事もあります。
というような状況になります。
診療状況により加入不可となる場合もありますので、契約時の告知書には正しい告知をするように心がけてください。
睡眠時無呼吸症候群の治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
睡眠時無呼吸症候群の保険加入の主なポイント
まず初めに睡眠時無呼吸症候群の方の保険商品ごとの保険加入や見直しのポイントをまとめます。
診断されてから3カ月~半年未満などは一時的に加入見送りとなる可能性がありますがそれ以外は基本加入できるケースが高いです。
ただし、医療保険に関しては診療完了、術後からもある程度時間が経過している必要があります。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
睡眠時無呼吸症候群の方の医療保険加入でも診療完了が重要なポイントになりますが、「診療完了」を判断するのは医師のみであるという事に注意が必要です。
自己判断にて治療を終了してしまうというケースがありますが、この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
事実と異なる告知をした場合は最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き睡眠時無呼吸症候群の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
医療保険の加入では大分類として睡眠時無呼吸症候群による手術の有無によって基準が分かれます。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
上記のケースで言うと過去5年以内に睡眠時無呼吸症候群の手術を実施しているかどうかが一つの目安となります。
睡眠時無呼吸症候群の手術を実施している場合
手術を実施済みの場合は術後の時間経過によって加入判断が分かれます。
3カ月~半年未満 | 加入不可 |
半年以上経過 | 加入可 |
条件付き承諾などはなく、あくまで承諾か不承諾のみとなります。
睡眠時無呼吸症候群の手術は未実施の場合
現時点では手術をしていない場合は診療中か診療完了かで審査基準が異なります。
現在進行形で治療中(診療中)の場合
服薬治療やCPAP療法など睡眠時無呼吸症候群の診療中の場合は医療保険の加入は不可となります。
診療完了している場合
医師の判断の元、診療完了している場合は、完了からの時間経過により判断が分かれます。
手術を行っていない場合は診療状況による判断になります。
3カ月~半年未満 | 加入不可 |
半年以上経過 | 加入可 |
睡眠時無呼吸症候群での医療保険をまとめると
なお当サイトではおすすめの医療保険を独自の評価項目を元にスコアリングを行いランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多く睡眠時無呼吸症候群の方でも医療保険が加入可となる場合はこちらも加入可となります。
女性保険もおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
死亡保険は医療保険ほど診療状況による加入可否がなく、発病からの期間が短い場合はその他のリスクも踏まえ事前判断ができない事から加入が見送りになるケースがあります。
具体的な時間は保険会社によっても異なりますがおおよそ3カ月から半年が目安となります。
一時的に加入が見送りとなった場合でもある程度、時間が経てば生命保険の加入可となる事が一般的です。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
睡眠時無呼吸症候群の方でも診療状況に限らず、がん保険の加入は問題なく行えます。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、生命保険同様に、発病からの時間が短い場合はその他合併症などのリスクも踏まえて加入不可となります。
ただし、診療開始から数カ月以上経過している場合は問題なく加入可となる事が一般的です。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型医療保険の加入について
例えば、診療完了の目途が立たずに医療保険の加入が難しい場合などは持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」という選択肢も考えられます。
別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
このページのまとめ
睡眠時無呼吸症候群による保険加入をまとめると
という事になります。
診療状況によっては加入が見送りになる場合もありますので
と言うような事が無いように告知は慎重に行うようにしてください。
例えば、これから保険加入をしようとしている場合や契約中の保険を見直そうとしている場合などは昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
睡眠時無呼吸症候群のように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。