あなたはパニック障害の診療中で保険の加入や見直しが出来るか気になってはいませんでしょうか?
もしくは現在は症状が治まり具体的な治療などは何もしていない場合でも、以前に服薬などの治療履歴が有る場合はどこまで申告するのかと気にされているかもしれません。
基本的には加入時の告知書には質問されている内容に合わせてありのままの健康状態を記入しますがおおよそ一般的な治療状況による目安なども存在します。
このページではパニック障害の方でも加入できる保険の種類や治療状況等を解説しています。
パニック障害の方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
パニック障害の保険加入の主なポイント
まず初めにパニック障害の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は条件なく加入の可能性大
- 生命保険は診療完了後数年経過していれば可能性有り
- 通常の医療保険は加入不可の可能性大
- 引受基準緩和型の保険は直近1年~2年で入院がなければ可能性有り
引き続きパニック障害の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
入院や手術をサポートする医療保険は残念ながらパニック障害の場合は診療中や診療完了に限らず加入が見送られる可能性が高いです。
ただし診療状況によっては次の引受基準緩和型タイプでは可能性もありますので通常の医療保険が難しい方は引き続き読み進めてください。
生命保険の加入について
生命保険(=死亡保険)の加入についてですが保険会社によっても微妙に告知書の質問は異なりますがおおよその引き受け基準は近しい事が多くここでは一般論として解説してきます。
パニック障害の場合は治療状況において現在、過去含め入院治療があるかどうかがポイントになるケースがあります。
入院治療がある場合
現在、もしくは過去に入院の治療履歴がある場合はあくまで一般論ではありますが加入が難しい可能性があります。
保険会社によっても微妙に異なりますが加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
入院治療の履歴があったとしても5年以上前など告知書の質問に該当しないのであれば申告する必要はありません。
入院履歴がない場合
次にパニック障害にて入院治療の履歴がない場合は現在進行形で診療中=治療中か診療完了かによって判断が分かれる場合があります。
現在診療中の場合
入院治療は行っていない場合でも現在進行形で薬を飲んでいるなど治療をしている場合は加入が見送られる可能性が高いです。
いずれにしても現在の健康状態を正確に保険会社に伝える事が重要ですので、服薬や通院の経験が告知事項に該当する場合にはその内容を正確に記載します。
- 治療開始時期
- 併発する疾患等
- 現在服用している薬剤名など
診療完了している場合
またパニック障害による入院履歴もなく、現在は治療自体終了しているという状況であれば程度に応じて加入の可能性があります。
診療完了からのおおよその目安は保険会社によっても異なりますがだいたい2年~3年程度経過していれば加入可となる事も考えられます。
診療完了の定義について
ただし、診療完了の判断するのは医師のみである点を注意してください。
パニック障害など精神疾患の場合、体調が良くなった為、自己判断にて治療を終了してしまうというケースがありますが、この場合は正確には「診療完了」ではありません。
あくまで医師による診療完了の判断があって初めて診療完了と申告する事が許可されます。
本人には悪意が無く診療完了と思って告知をした場合でも、いざ給付金請求などで医師が記入する診断書には既往症を書く欄が用意されておりますので告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
引受基準緩和型医療保険の加入について
通常の医療保険や生命保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
通常の医療保険や生命保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
パニック障害の場合は過去1年~2年以内程度に入院治療の履歴が無ければ加入できる引受基準緩和型の保険は多数存在する可能性が高いです。
契約者にニーズに合わせ現在は多数お引受基準緩和型保険がありますので是非参考にしてみてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
パニック障害に関しては直接的にがん保険の対象範囲とならない事もあり、特に診療状況に関係なく加入が可能となる事が一般的です。
このページのまとめ
パニック障害の治療中ならびに診療完了後の方の保険の新規加入や見直しに関しては加入を希望する商品によって一部制限が考えられます。
その為、例えば現在加入中の保険会社の担当者からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われてしまう事も予想できます。
ただし、引受基準緩和型タイプの保険であれば診療状況によっては問題無く見直しが可能になるケースも多々あります。
引受基準緩和型タイプでも契約中の保険を継続するよりもピンポイントで希望する保障を強化する事ができたり、結果的に保険料の節約に繋がる可能性も十分考えられます。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
自分から赴く保険ショップや希望の場所に来てもらう訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスを是非ご活用ください。