あなたは現在、PTSDの治療中でも入れる保険や契約中の保険の見直しを検討してはいませんでしょうか?
もしくは過去にPTSDと診断され心療内科に通院していたものの、体調が回復したので治療を終了している状態でも申告する必要があるのかと気にされているかもしれません。
保険会社によっても基準は異なる為、一律で断言する事はできませんが、PTSDは精神疾患に該当する為、加入が見送られるケースが高いです。
そこでこのページではPTSDの方でも加入できる保険の種類や治療状況による審査基準等を解説しています。
PTSDの治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
PTSDの保険加入の主なポイント
まず初めにPTSDの方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は加入可能
- 医療保険は診療状況問わず加入不可
- 死亡保険は状況により加入可能性有り
- 女性保険も原則加入不可
- 介護保険は状況により加入可能性有り
- 引受基準緩和型保険は会社毎に基準が異なる
がん保険は診療状況問わず加入可能ですが、通常タイプの医療保険は加入不可。その為の保険商品は状況によりますがPTSDでも契約者の要望を組み入れた保険選びは可能です。
またパニック障害の場合は審査基準もことなりますのでこちらに該当する方は併せて以下のページもご確認ください。

告知時の注意点(診療完了の定義)について
PTSDの方の告知でも「診療完了」有無が加入可否を分けるポイントになり、これは言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指します。
注意点として自己判断で診療完了とした場合は保険会社は診療完了と認められず、「診療完了」を判断するのは医師のみとなります。
給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかれば最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。

引き続きPTSDの保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
医療保険の加入時の加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。

PTSDの場合は残念ながら診療状況に限らず医療保険は加入不可となります。
診療完了から5年以上経過している場合
ただし既に医師の診断による「診療完了」から5年以上経過しており告知書の質問自体に該当しないという事であれば申告する必要がない為、加入可能性があります。
なお当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。

女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多いですがPTSDの方の場合は主契約である医療保険が加入不可であれば女性保険も原則加入不可となります。
女性保険は以下のページでランキング形式による紹介をしています。

死亡保険の加入について
死亡保険の場合は診療状況により加入可否が分かれます。
PTSDの治療中(=診療中)の場合
現在進行形で診療中の場合は残念ですが加入不可となります。
PTSDの診療完了(=治療が終わっている)の場合
診療完了の場合は過去の入院治療の有無が一つの目安になります。
PTSDにて入院が治療があった場合
既に診療が完了していたとしてもPSTDの治療を目的とした入院履歴がある場合は死亡保険も加入不可となります。
PTSDにて入院治療は未実施の場合
医師が診療完了の判断をしており、入院もない場合は加入の可能性が出てきます。
おおよその目安として診療完了から2年~3年以上経過してる状況が一つの判断基準になります。
がん保険の加入について
PTSDの方でも唯一、診療状況に左右されず加入できるのが単体のがん保険になります。
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
最も心配な病気は「がん」という方は多いのでがん治療のみに特化した「がん保険」がご自身の希望に合っている場合もあります。
その他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。

介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
PTSDの方は死亡保険同様に入院治療が無く既に診療完了から数年経過してる場合は加入できるケースが有ります。
診療完了からの経過年数は保険会社によっても基準は異なりますがおおよそ2年~3年以上が目安になります。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。

引受基準緩和型保険の加入について
PTSDの診療状況により医療保険や死亡保険に加入が難しい方は引受基準緩和型保険をご検討ください。
持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
特定の保険会社の引受基準緩和型保険によっては告知書の質問のされ方がPTSDに該当してしまう場合もありますが別の保険会社では全く問題ないというケースがあり得ます。
引受基準緩和型医療保険
引受基準緩和型の医療保険も通常タイプ同様に様々なオプションを選択でき、自由度の高いプラン選択が可能です。
更に通常タイプに比べれば保険料が割高というイメージですが現在は複数社の商品が出回っている事で通常タイプと大差ないレベルの保険料の商品も多数存在します。
以下のページでおすすめの引受基準緩和型医療保険を紹介しています。

引受基準緩和型死亡保険
引受基準緩和型医療保険には終身特約として死亡保障を付加する事ができますが死亡保険のみを単体で加入希望される方には緩和型死亡保険の選択も可能です。
こちらも定期タイプ、終身タイプそれぞれでランキング形式での紹介をしています。

このページのまとめ
PTSDの方の場合、状況により通常タイプの保険加入は難しいケースもあります。
ただし、商品単位での選択や引受基準緩和型保険を組み込む事で特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
仮に現在加入中の保険会社の担当者からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われている事があったとしても、それはその担当者の知識不足の可能性も考えられます。
もちろん別の保険会社では問題無く乗り換えや新規加入が可能になるケースがあります。
PTSDのように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。