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医療保険の選び方

医療保険に必要な特約の選び方(特徴や見直し方について)

投稿日:2016年8月22日 更新日:

あなたは自分が加入している医療保険の保険料を今よりも下げて節約したいと思ってはいませんか?もしくは新たに加入を検討中で、営業担当の方から勧められているプランがよくわからなくなってしまった場合など。

一般的に医療保険は、病気やケガの入院と手術が行われた場合に、給付金が支払われるシンプルなものですが、各社の医療保険には特約(オプション)が選択可能となっていて、これが沢山上乗せされていると当初の保険料よりも金額が上がり、保障内容も複雑になります。

そこでこのページでは医療保険に組み合わせる代表的な特約を紹介しつつ、あなたにとってその特約が必要かどうかを含めて紹介していきます。


医療保険に特約は必要?

特約

医療保険で特約が必要なのかいう部分に関してですが、これに関してはあなた自身が保障を強化したいと思う病気やケガ。もしくは心配している治療費をある程度カバーできると考えるのであれば積極的に取り入れてプラン設計することに何の間違いもありません。

不要な特約について

一方で、改めて考えてみると不要かなと感じる特約部分は契約中でも見直しをする事が可能です。通常、「入院給付金+手術給付金」くらいまでが医療保険の主契約部分となり、主契約を辞める=解約となりますが、特約の見直しは主契約を継続したまま保険料の節約にもつながります。

特約を外す方法

特約は通常保険会社が用意する「特約解約請求書」に必要事項を記入する事でそれ以降特約部分の保険料が減額されます。

これは特約を外したい事を契約中の保険会社のコールセンターか担当者に伝え、書類を取寄せて手続きします。

また特約保険料の内訳が不明な場合なども同様にコールセンターなどで確認が可能です。

医療保険の特約を後から追加できる?

追加契約

契約中の医療保険の特約は外せるわけですが、逆に途中から特約を追加する事を「特約中途付加」と言います。

こちらは必ずしも途中から追加ができるわけではなく、医療保険によっては全く途中追加ができない商品も存在します。

払い方別の特約中途付加の可否

特約の追加が可能な医療保険の場合でも、一般的に保険料の支払い方(定額払い、半額払い、払い済み)で可否が変わる為、注意が必要です。

定額払い・半額払いの場合

定額払い(=契約期間中は更新分を除いて保険料が一定)と半額払い(例:60歳や65歳以降は保険料が半額)では特約の追加が一般的には可能です。

払い済みの場合

払い済み(=60歳や65歳で保険料の払込が終了)するプランの場合は基本的に契約中での特約の追加ができないケースが多いです。

いずれも各保険会社の医療保険によっても特約の取り扱いは異なる為、詳細を確認したい場合には、医療保険単位で確認するようにしましょう。

医療保険の主な特約一覧

ではここからは主に医療保険に付加できる特約の内容を(保障内容や支払い条件、参考データ)紹介してきます。

通院保障特約

最近の医療保険の多くに組み込まれている通院した場合に給付金が支払われる特約です。

通院特約の特徴

保障内容 支払条件
日額3000円~6000円を1通院30日分まで支払う 一般的に退院後、120日以内での治療の為の通院が対象

入院の短期化に伴い通院割合が増えてきているというのは事実ですが、給付される金額が3000円程度ではあまり保障としての効果が高いとは言えないかもしれません。

また、通院はそれ単体では支払いにはならずあくまで入院が条件となり、且つ治療の為の通院が必要となります。

通院特約はその特約保険料分を確認したうえで、ほかに優先する保障(特約)との比較をする事をおすすめします。

通院特約に関してはこちらのページでも紹介していますのでよければご確認ください。

がん治療の各種特約

がん治療

医療に関する保障の中でも日本人に多いとされるがんの治療を強化する特約を希望される方は多いです。当然医療保険では、がんも含めた病気を保障しますが、それに上乗せして保障を強化する特約です。

がん入院特約

通常の入院給付金に加えて、がんによる入院の場合には、さらに入院給付金が上乗せされる特約です。

例)
入院日額5,000円 + がん入院特約5,000円 = 合計1万円/1日

がん診断給付特約

がん(悪性新生物)の診断確定時に設定した一時金(50万~100万円)を受け取れる特約です。内容によっては、年単位で複数回の給付金を受け取れるものもあります。

診断給付金についてはこちらでも解説していますので是非ご確認ください。

診断給付金の必要性
がん保険の診断給付金(一時金)はいくら必要?【経験者アンケート参考】

あなたはがん保険の加入にあたり、診断給付金(一時金)をいくらに設定するべきか迷われてはいませんでしょうか? もしくはそもそもなぜ診断金自体が必要なのか疑問を持たれているかもしれません。 そんな方の為に ...

がん通院特約

長期化の可能性が高く、入院よりも通院の割合が高いがん治療は外来に特化した特約も有効です。こちらは通常の「通院特約」とは異なり特定の通院治療(放射線や抗がん剤など)であれば入院の有無を問わず日数無制限でサポートするタイプがあります。

下のグラフにもあるようにがんの治療においては、入院よりも通院の方が多く行われているというデータもあります。

出典 厚生労働省「患者調査 平成26年患者調査 上巻(全国) 年次 2014年

がんの通院保障の必要性については更に詳しくまとめていますので合わせてご確認ください。

がん保険に通院保障はなぜ必要なのか?【客観的データ参照】

あなたはがん保険の加入を検討するにあたって、通院保障を付けるべきか迷われてはいませんでしょうか? もしくは担当者からがん保険に通院保障が含まれるがん保険の提案をされているかもしれません。 そこでこのペ ...

特約ではなくがん保険単体

がんの特約に関しては、医療保険の特約ではなく、がん治療のみに特化した「がん保険」も多数存在しています。

がん保険の必要性
がん保険の必要性【年代別:20代~60代】のプラン設計

あなたは病気やケガの保障を検討するにあたり単体のがん保険への加入が必要かどうかを検討してはいませんでしょうか? もしくはがん保険のみに加入しようとしているが、それで問題ないかと気にされているかもしれま ...

希望するがんの特約が医療保険から見つけられない場合には、ガン保険を単体で契約するという方法もあります。この場合も医療保険との保障の重複を調整するなど、商品によっては合理的なプラン設計が可能な場合もあります。

医療保険とがん保険についてはこちらでも関係性をまとめていますのでよければご参考ください。

三大疾病特約

がんを含め三大疾病(急性心筋梗塞・脳卒中)を心配される方は多く、医療保険の中でも定番の特約となります。

グラフは40代以上での主な死亡原因ですが、三大疾病(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)は全体の半数以上であり、医療保険を検討するにあたって多くの方が強化される保障と言っても良いです。


出典 厚生労働省「平成26年(2014)人口動態統計(確定数)の概況」より抜粋

三大疾病の保障は死亡保障と一体化した「三大疾病保障保険」が有名です。

三大疾病保障保険

三大疾病の所定の状態の場合に設定した保険金額を受け取れるというものであり、所定の状態とは

疾病名 一般的な保険金の支払条件
がん 悪性新生物の診断
急性心筋梗塞 診断確定され、その日より60日以上労働の制限を
必要とする状態が続いたと医師が判断した時。
脳卒中 その日を含めて60日以上「言語障害」「運動失調」
「麻痺などの他覚的な神経学的後遺症」が継続したと医師が診断したとき。
「くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞」が対象。

となり、診断だけでは受け取れないという事で若干条件が厳しという意見もあります。

また所定の状態が緩和された医療保険の三大疾病特約も各社より販売されていますので、必要性を理解したうえで、各社の給付条件などを見比べて最終的な判断をしてもらえればと思います。

医療保険における三大疾病の関係についてはこちらのページでも詳細をまとめていますので、是非ご確認ください。

女性疾病特約

女性疾病特約

女性の特定部位、または女性のみの病気(=婦人病など)に対して、入院給付金が上乗せされたり、特定の治療行為に対して、給付金が上乗せ(手術給付金のような内容)される特約になります。

主な女性特有の病気について

出典厚生労働省 平成26年患者調査「総患者数,性・年齢階級×傷病小分類別」より抜粋。

上記以外にも、妊娠・出産に関連した疾病もある為、現在の状況に合わせて積極的に検討して良いのではないでしょうか。
医療保険における女性疾病特約についてはこちらのページでも解説しています。

健康祝金特約

健康祝金特約

主に契約から3年毎に決められた祝い金が受け取れる。入院などの有無は問わず、医療保険によって受け取れる祝い金の金額は異なるというものです。意外と加入している。または希望される方が多いです。

ですが、「祝金」と付くため、何かもらったようなイメージがありますが、実際には数年後の受け取りに対して毎月自分でお金を積み立てていく仕組みであり、保険会社が「祝い金」をくれるわけではありません。

以上を踏まえると、祝い金があるからという理由で特定の医療保険を検討する理由にはならず、数年後に一定の貯金が必要なのであれば、それはあえて「祝金特約」である必要はありません。

先進医療特約

先進医療

通常、医療保険は公的医療保険が適応される治療行為(窓口で3割負担など)が対象なります。ただし現在の医療技術の進歩により、保険適応ではないけど、一定の治療効果が認められているものが「先進医療」となります。

先進医療の特徴

  • 3割負担ではなく全額自己負担
  • 高額療養費も対象外

となる為、高額な治療費は全て自分が負担することになります。

先進医療にかかる技術料の例

技術名 平均技術料 (※)
多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術 535,218円
陽子線治療 2,680,805円
重粒子線治療 3,086,341円

当然簡単には支払えない金額の治療行為もありますが、「先進医療特約」にて治療費をカバーする事が可能です。特に理由がない限り、特約の保険料が高くないので付加する事をおすすめします。

先進医療に関してはこちらのページでも紹介しています。

七大生活習慣病入院特約

保険会社が指定する七つの生活習慣病

  1. ガン(悪性新生物・上皮内新生物)
  2. 糖尿病
  3. 心疾患
  4. 高血圧性疾患
  5. 脳血管疾患
  6. 肝疾患
  7. 腎疾患

これらの入院の場合に対して通常入院の日数制限が60日のところを2倍の120日までサポートするような特約内容となります。

例えば、親族が糖尿病家系の為、七大生活習慣病入院特約を上乗せしたいというような希望を持たれる方もいるかと思います。

入院が短期傾向にあっても、重症度によっては長期化する可能性も十分にあり得る為、該当するような特定疾病が心配という場合には加入の判断は間違いではありません。
七大生活習慣病の中でも入院まではいかずとも、予備軍も多い「糖尿病」などは治療が始まってしまうと加入自体が難しくなります。
医療保険における「糖尿病」との関係性はこちらで紹介しています。

また、加入検討者から多く質問があがる「高血圧」についてもこちらで紹介しています。気になる方は合わせてご確認ください。

終身(死亡・高度傷害)特約

生命保険を医療保険の特約として組み込むパターンとなります。終身死亡保険単体よりも保険金額を少額(30万円~)で設定する事が可能です。

このページのまとめ

医療保険における特約の考え方は、自分がどんな保障が必要と判断するかを中心に考えてもらえればと思います。

そのうえで、実際に給付金が支払われる条件と過去の平均の入院期間などを参考に、最終的なプラン設計に落とし込みます。

また医療保険の見直しでは新たに医療保険に入り直す場合もありますし、「特約」の見直しが有効な場合もあります。多数の保険を扱う無料相談の窓口などは決して、新規契約の相談だけが対象ではありませんので、ある程度希望する保障内容や保険料を整理したうえでうまく活用する事がおすすめです。

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