あなたは現在、頸椎ヘルニアの治療中で入れる保険や契約中の保険の見直しを検討してはいませんでしょうか?
もしくは頸椎ヘルニアの診断をされ手術を勧められている状況の為、今からでも加入できる保険を探しているかもしれません。
頸椎ヘルニアは保険会社によっても基準は異なる為、一律で断言する事はできませんが、診療状況が加入可否に影響する場合があります。
そこでこのページでは頸椎ヘルニアの方でも加入できる保険の種類や治療状況による審査基準等を解説しています。
頸椎ヘルニアの治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
頸椎ヘルニアの保険加入の主なポイント
まず初めに頸椎ヘルニアの方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は診療状況によらず加入可能
- 医療保険は状況により一部制限有り
- 死亡保険は加入制限無し
- 介護保険は治療状況により加入制限可能性有り
- 女性保険は加入可能
目安として医療保険と介護保険が治療の程度による一部制限の可能性があります。
なお頸椎ヘルニアではなく椎間板ヘルニアの場合はこちらで解説しています。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療中」「診療完了」があります。
診療完了は言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますがこれをを判断するのは医師のみです。
自己判断で診療完了としてしまう場合も、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き頸椎ヘルニアの保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
頸椎ヘルニアの方の医療保険の加入では現在の治療状況=診療状況によって審査基準が分かれる事が一般的です。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
上記のケースで言うと過去5年以内にて頸椎ヘルニアの診療中か診療完了かが一つの目安となります。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。
頸椎ヘルニアの治療中(=診療中)の場合
現在進行形で頸椎ヘルニアの診療中の場合は医療保険への加入はできるものの「条件付き承諾」として頸椎に関連する体の部位が保障対象となります。
保障対象外の部位と期間
対象外部位 | 対象外期間 |
頚部(関連部位や神経含む) | 5年~7年or全期間 |
保険会社によっても審査基準が異なる為一律で断定はできませんが、一般的には頸椎部位が全期間に渡り保障対象外とされるケースもあり得ます。
直近の検査で手術を勧められた場合
例えば、最近受けた検査で頸椎ヘルニアの診断をされ、手術勧められている方などは診療中になる事は当然として、過去3カ月以内に入院や手術を勧められている場合は医療保険の加入自体が見送りになる可能性も十分あり得ます。
頸椎ヘルニアの診療完了(=治療が終わっている)の場合
既に診療完了の場合はそれまでの治療に入院が含まれるかで判断が分かれるケースがあります。
頸椎ヘルニアによる入院治療があった場合
現時点で頸椎ヘルニアの診療完了でも過去の治療に入院が含まれる場合は「条件付き承諾」として頚部の保障対象外期間が2年~5年前後の範囲で組み込まれる可能性があります。
※いずれも重症度などによっても異なる為、一律での判断はできません。
頸椎ヘルニアの入院治療は未実施の場合
入院治療を行っていない場合は診療完了からの時間経過によって審査結果が分かれます。
診療完了からの期間 | 審査基準 |
2年~3年以上経過 | 通常加入 |
3年未満程度 | 条件付き承諾 |
診療完了から2年~3年未満の場合
こちらも保険会社によって程度は異なる為、あくまで一般論になりますが、診療完了からの時間経過が短い場合には「条件付き承諾」として「頚部」が2年~3年前後で保障対象外となります。
※審査基準は保険会社によっても異なる為、各社の審査結果は異なる可能性があります。
なお当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多いですが主契約の医療保険が加入可となる場合は女性保険も加入可となります。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
死亡保険も医療保険と似たような告知書の質問内容に回答しますが、審査基準は異なるケースがあり、頸椎ヘルニアでは特に診療状況に限らず単体の死亡保険は加入可となる可能性が高いです。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
頸椎ヘルニアががんに直接的な影響もない為、診療状況に限らず加入可能です。
医療保障をカバーしたいという方のニーズも具体的に気になる病気は「がん」という事もあり、この場合はむしろ「がん保険」がご自身の希望に合っている場合もあります。
以下にてがん保険のおすすめを紹介しています。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
頸椎ヘルニアの方でも手術の実施有無に限らず介護保険の加入はできる可能が高いです。
診療中の場合
ただし現在進行形で診療中の場合は介護保険は条件付き承諾ではなく加入不可となる可能性が高いので注意してください。
診療完了の場合
既に診療完了の場合は条件などもなく通常通り加入できることが一般的です。
各種保険会社が扱う介護保険はこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型医療保険の加入について
先述しているように頸椎ヘルニアを原因として医療保険や死亡保険の加入が完全に見送られるケースは少ないですが、関連する合併症などによっては加入できない可能性もあり得ます。
そこで通常の医療保険や生命保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
通常の医療保険や生命保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
このページのまとめ
頸椎ヘルニアによる保険加入では医療保険と介護保険で診療状況による加入制限の可能性があります。
それ以外では特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
頸椎ヘルニアの手術を勧められたので
「手術する前に医療保険に加入したい」
と思われても、実際には告知該当してしまい加入が見送られるケースも考えられます。
ただし、告知書の質問内容も保険会社によって微妙に異なりますので、保険相談は一つの保険会社だけではなく複数の保険会社、保険商品の中から広く比較検討する事が重要です。
加えて頸椎ヘルニアの告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスを是非ご活用ください。