あなたは現在、健康診断等でピロリ菌感染の指摘を受け近々除菌治療の予定がある中でも入れる保険を検討してはいませんでしょうか?
もしくは既に治療が終了している状態で数年経過しており、加入手続きに際して過去のピロリ菌感染を申告する必要があるのかと気にされているかもしれません。
そこでこのページではピロリ菌感染者の加入できる保険の種類や治療状況による審査基準等を解説しています。
ピロリ菌を原因として入院や手術履歴があるなど症状によっては加入が見送りにされる可能性もありますが、それ以外であれば一般的には加入できるケースが多いです。
ピロリ菌の治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
ピロリ菌がある方の保険加入の主なポイント
まず初めにピロリ菌がある方の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 入院履歴があると見送られる可能性有り
- 開腹手術などを実施している場合も加入不可の可能性有り
- 医療保険は入院がなく診療中の場合は条件付き承諾
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますが「診療完了」を判断するのは医師のみです。
自己判断で診療完了した場合は最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
健康診断の再検査や要治療の支持がある場合
健康診断等でピロリ菌感染の疑いがあり再検査の指示が出されている場合や「要治療」と診断されている場合は症状に限らずこれらを放置したままでは原則、加入不可となります。
告知書の質問には
が組み込まれています。
異常の指摘があったにも関わらず
- 放置する=加入不可
- 無視する=告知義務違反
となりますのでこちらも併せて注意してください。健康診断と保険加入の関係に関してはこちらでも解説しています。
引き続きピロリ菌がある方の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
ピロリ菌がある方の方の医療保険の加入時の告知範囲内での現在の治療状況=診療状況によって審査基準が分かれる事が一般的です。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。
長期入院や手術の実施がある場合
先述しているようにピロリ菌を原因として長期入院の履歴や開腹手術を実施している場合は症状の程度にもよりますが加入が見送られる可能性もありあり得ます。
- 合併症などの有無
- 正確な手術名
- 直近の検査結果etc
など可能な限り正しい情報を保険会社に伝えるようにしてください。
情報が少なければそもそも正しい判断ができないのでより加入が難しくなるというのが保険審査の考え方になります。
入院や手術が未実施の場合
ピロリ菌を原因とする入院、手術が未実施の場合は診療状況により審査基準が異なります。
ピロリ菌の治療中(=診療中)の場合
現在進行形でピロリ菌の治療中の場合は一時的に加入に制限が付く「条件付き承諾」の可能性が高いです。
「条件付き承諾」の目安として「胃や十二指腸」が2年~3年前後の保障対象外というレベルです。
保障対象外となる部位と期間は保険会社によっても異なりますがその期間が過ぎれば通常通り保障対象になります。
ピロリ菌の診療完了(=治療が終わっている)の場合
既にピロリ菌の除菌も終了し診療自体が完了している場合は通常の方と同様に無条件で医療保険の加入可となります。
以下のページでは独自の評価項目に基づきおすすめできる医療保険をランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多いです。
主契約にあたる医療保険が加入可となる場合は女性保険も加入可となります。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
医療保険同様にピロリ菌による長期入院や手術がある場合は死亡保険も加入が見送られるケースがありますがそれ以外では診療中でも基本的に死亡保険は加入可となります。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
がん保険もピロリ菌による入院や手術が無い事を前提としてがん治療のみに特化した単体の「がん保険」は加入可となります。
医療保障の希望がピンポイントでがん保険を意味している方もいますのでその他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
ピロリ菌がある方でも診療中、診療完了に限らず介護保険の加入はできる可能が高いです。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型保険の加入について
ピロリ菌による長期入院や手術により通常の医療保険や死亡保険が加入出来ない場合でも状況により「引受基準緩和型保険」であれば加入の可能性があります。
別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
通常の保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
引受基準緩和型医療保険は以下のページにてランキングでのおすすめを紹介しています。
また引受基準緩和型死亡保険も同様に以下で紹介しています。
このページのまとめ
ピロリ菌感染がある方でも入院や手術がなければ特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険選びを行う事が可能です。
ただし告知義務違反などによる契約解除などのミスをしない為にも告知該当がある場合であれば、保険選びから加入手続きを一人で判断せずに来店型の保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。