あなたはアニサキスの治療費が現在加入している医療保険の対象になるか気になってはいませんでしょうか?
もしくは既にアニサキスの内視鏡手術を実施済みで、ある程度時間が経過した現在でも給付金請求が可能か心配されているかもしれません。
更に治療中ないしは治療完了後に問題なく保険加入ができるかどうか気にされているいうケースも考えられます。
そこでこのページではアニサキスの治療が医療保険の保障対象かどうか。
更にアニサキスになった方でも保険に問題なく加入できるか等を解説しています。
アニサキスの治療費が医療保険の対象かどうか
特に気にされる方の多くがアニサキスの治療が医療保険の対象になるかどうかという点になります。
具体的に多いのは内視鏡による摘出手術ではないかと考えます。
民間の医療保険における手術の対象範囲は大きく2種類に分かれます。
ただし、いずれのパターンも治療を前提とした手術行為であれば基本的に給付金の支払対象であることがほとんどです。
手術給付金の支払対象から外れるのは美容目的の整形手術や外傷(キズ)の手当などが外れる事はあります。
アニサキスによる内視鏡手術等は一般的に考えると給付金の支払対象になる事が考えられます。
医療保険の手術給付金に関してはこちらでも解説しておりますので、気になる方は是非ご確認ください。
いつまで給付請求可能か
なお一般的に保険会社が定めている給付金の請求期限は支払事由(=入院や手術など)から3年間が期限となる事が多いです。
その為、既にアニサキスの手術を実施した後でも基本3年以内であれば問題なく給付金請求が可能となります。
給付金の請求には主に以下の2点に加え、必要に応じて被保険者の方の健康保険証が必要になる場合があります。
- 給付金請求書
- 診断書(入院、手術証明書)
- 健康保険証等
給付金の請求手続きに関してはこちらのページにて注意点なども踏まえて解説しています。
引き続き、アニサキスを経験された方の新たな保険加入や見直しに関して解説していきます。
アニサキスの保険加入の主なポイント
まず初めにアニサキスの方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 診療中は加入手続き不可の可能性大
- がん保険は治療有無に限らず加入可能
- 治療完了後は制限なく加入手続き可能
基本的にアニサキスの治療を実施したからと言ってその後の保険加入や見直しに制限が掛かる可能性は少ないです。
ただし、現在進行形で治療中の場合はその他の病気への発展なども踏まえ、生命保険並びに医療保険の加入が見送られる可能性があります。
引き続きアニサキスの保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険や生命保険の加入について
医療保険、生命保険(=死亡保険)は保険は対象範囲は異なるものの、告知内容は重複する部分が多く保険会社の引き受け基準も同等になる事が多々あります。
先述しているようにアニサキスの場合ポイントは治療中かどうかであることが多いです。
治療中の場合
現在進行形で治療中の場合はあくまで一般論ではありますが加入が難しい可能性があります。
保険会社によっても微妙に異なりますが加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
加入時の告知に関してはこちらでも解説しています。
診療完了の場合
アニサキスの場合、激しい痛みがある事からもそのまま放置しておくという事はあまり考えられず、基本的には内視鏡による摘出手術等で診療完了となる事が一般的です。
診療完了の場合であっても告知にはその内容を正確に記載します。
- 治療開始時期
- 直近の検査結果等
- 手術の詳細(実施日、手術名)
診療中は加入が見送られる可能性がある生命保険や医療保険も診療完了という事であれば問題なく加入手続きが可能となるケースが高いです。
診療完了の定義について
一応注意しないといけないのが診療完了の判断を誰がしているかという部分です。
当然、「診療完了」を判断するのは医師のみです。
アニサキスの場合、摘出手術がそのまま完治=診療完了となる場合もありますが、引き続きの経過観察や併発するその他の病気がある場合は必ずしも診察完了とならない場合もあります。
自己判断「診療完了」とする事無く、医師による診療完了=治療が終了する旨の確認をするようにしてください。
本人には悪意が無く診療完了と思って告知をした場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
引受基準緩和型医療保険の加入について
通常の医療保険や生命保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
アニサキスのみを原因として通常の生命保険や医療保険が見送られる可能性は少ないですが、合併症により通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
アニサキスの診療中の場合でもがん保険の加入手続きにおける告知事項には該当しないかと思いますので気になる方は是非ご確認ください。
このページのまとめ
アニサキスの治療に関しては基本的に医療保険の給付金は請求対象になるかと思わます。
また治療後の保険加入や見直しに関しても特に難しい制限が付くこともないかと思われる為、状況に合わせて沢山の選択肢が残されています。
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