あなたは腸閉塞の持病がある状態で保険の加入や見直しが出来るのか心配されてはいませんでしょうか?
もしくは現在は治療を終えている状況でも、
- 過去の治療履歴を遡って申告する必要があるのか?
- 申告すると何か不利な条件を付けられてしまうのではないか?
と気にされているかもしれません。
基本的には加入時の告知書には質問されている範囲でありのままの健康状態を記入する必要があります。
腸閉塞に関しては保険商品によっても異なりますが、治療状況に応じて加入時の審査基準が異なります。
具体的には腸閉塞の治療中(=診療中)の場合は加入が見送られるケースもありますが診療が完了すれば一般的には加入できる可能性が高いです。
そこでこのページでは腸閉塞の持病がある方でも加入できる保険の種類や治療状況による目安等を解説しています。
腸閉塞が気になる方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
腸閉塞の保険加入の主なポイント
まず初めに腸閉塞の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 医療保険、生命保険共に診療中は加入不可の可能性大
- がん保険も診療中は加入不可の可能性有り
- 診療完了からの期間が短い場合は条件付き承諾の可能性有り
- 診療完了後であっても入院治療期間が長期の場合は不可の可能性有り
引き続き腸閉塞の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険や生命保険の加入について
腸閉塞の方の医療保険や生命保険(=死亡保険)の加入についてですが、2つの保険は対象となる保障範囲は異なるものの、告知内容は重複する部分が多いです。
審査基準や結果が全く同じという事はありませんが、それでも同等の結果となる事も多々あります。
その中でポイントになるのは診療中か診療完了かであることが多いです。
診療中の場合
先述しているように現在進行形で腸閉塞の治療をしている。つまり診療中の場合は医療保険、生命保険共に加入不可となる可能性が高いです。
保険会社によっても微妙に異なりますが加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態を含む治療状況が問われます。
例えば腸閉塞による検査入院を過去5年以内に行っており、その後は半年に1回程度の間隔で医師の検査を受けている状況は経過観察中という事ができ、診察中となります。
この場合は医療保険、生命保険共に加入が見送りになる可能性が高いです。
診療完了の場合
なお既に経過観察なども終了して、腸閉塞の治療自体が終了してるのであれば生命保険も医療保険も無事に加入できるのが一般的です。
診療完了からの期間が短い場合
ただし、保険会社によっては診療完了からの期間が短い場合には条件付き承諾の可能性が有ります。
診療完了からの期間も一律ではないので明確な線引きはできませんがおおよそ診療完了からの期間が1年半から2年以内程度の場合は診療完了からの期間が短いと判断される可能性あります。
この場合の条件付き承諾の具体的な条件としては
病名や部位 | 不担保期間 |
腸閉塞やイレウスetc | 2年~3年程度 |
小腸や大腸 |
といった感じで腸閉塞に関連する病気や体の部位が2、3年程度保障から外される言ったイメージです。
ただし、この期間を過ぎれは条件は解消される為、通常の医療保険や生命保険の契約となんら変わりません。
診療完了の定義について
腸閉塞の場合は診療完了していれば基本的に生命保険、医療保険ともに加入する事ができますが注意しないといけないのが診療完了の判断を誰がしているかという部分です。
当然、「診療完了」を判断するのは医師のみです。
腸閉塞の場合は数日間の検査入院を行い原因を調べる事があります。
この際、特に腸閉塞の原因が特定されずに経過観察となるケースもありますが、自己判断にて治療を終了してしまうという事もあります。
患者本人の自己判断を保険会社としては「診療完了」と見なす事はできません。
あくまで医師による診療完了=治療が終了する旨の確認をするようにしてください。
本人には悪意が無く診療完了と思って告知をした場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
引受基準緩和型医療保険の加入について
腸閉塞の診療中の場合は医療保険、生命保険共に加入が見送られる可能性が高いです。
そこでどうしても診療中であったとしても保険加入したい場合は持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」を検討する事になります。
別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入出来る為、腸閉塞の治療中の場合でも告知該当がなければ加入可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
上記3つの質問は保険会社によっても微妙に異なりますが直近3カ月以内に入院や手術を勧められていなければ告知に引っかかる可能性は少ないです。
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
診療中の場合
ただし腸閉塞の治療中の場合は、「胃腸の検査」などに告知該当する場合もある為、がんの可能性が否定されるまでは一時的に加入が見送られる可能性もあり得ます。
診療完了の場合
診療が完了してる場合はがん治療も条件なく加入できる可能性が高いのでご自身の希望に合わせたがん保険をその他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。
このページのまとめ
腸閉塞を持病とする方の保険の新規加入や見直しは診療中の場合を除いて問題なく加入手続きが可能である事が一般的です。
例えば診療完了からの期間が短い事による医療保険の条件付き承諾も保険会社によって基準が異なる為、ご自身が納得できる保険会社を探しても良いかと考えます。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
自分から赴く保険ショップや希望の場所に来てもらう訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスを是非ご活用ください。