このページでは保険相談の際に必要な持ち物について紹介していきます。
保険相談も大きく以下の2種類が考えられます。
この場合、事前に持ち物を考えないといけないのはご自身が保険ショップ等に伺う来店型が中心になります。
ただしFP訪問型の場合も必ずしも自宅に訪問してもらうだけではなく、勤務先や自宅近くの喫茶店での待ち合わせという事も在り得ます。
更に自宅にて保険相談を行う場合でも、FPから
と言われてすぐに探せなければ意味がありませんので来店型、訪問型どちらを希望する場合でもある程度必要と思われるものは事前にチェックしておくのがおすすめです。
とりあえず必要と思われる物は
等になりますが、それ以外ではご自身が相談したい内容や加入を検討している保険商品によっても異なるかと思います。
そこでこれまで保険相談を実際におこなってきたFPの経験から相談内容別、加入検討商品別に必要なもの、あった方が理想なものを紹介していきます。
これから保険相談を検討している人や、保険相談の約束をしている人などは是非チェックしてみてください。
保険相談で主に必要なもの
冒頭にて説明したように保険相談に際して主に必要と思えるものは以下3点程度になります。
メモ用紙やペンなどは保険ショップなどであれば予備があるケースも多いですがFP訪問型の場合は担当者がわざわざお客様の分までボールペンを用意しているとも限りません。
またパンフレットなども大量になる事も少ないかと思いますがあまりに持ち帰る量が多くなってしまう場合には後日郵送してもらうという事も可能かと思います。
いずれにしても相談内容を記憶があるうちに自宅に戻って整理する事を考えるとある程度は相談した内容やパンフレットをご自身で持ち帰れるようなバッグ等があると良いかと考えます。
また保険相談は加入する保険商品にもよりますが基本的にその場だけで相談から契約までが終了するというケースは少ない為、次回以降の約束をする事が一般的です。
そこで出来れば先のスケジュールが確認できる手帳などをお持ちいただくことが理想です。
その場で契約をしたい場合
保険商品や相談内容によっては相談した当日に契約を希望される方もいるかもしれません。
その場合は必要に応じて以下のようなものを用意します。
銀行のキャッシュカードや通帳、銀行印
保険料の引き落としに銀行口座を指定する場合は口座番号がわかる物=キャッシュカードや通帳が必要になります。
また引き落とし口座を指定する口座振替依頼書等は口座名義人本人が自署(自分で書く)する必要があります。
※契約者が旦那さんだとして口座情報を奥様が代筆するような事は原則禁止されているので注意してください。
また口座振替依頼書等に口座情報を記載する場合は該当の銀行に登録している銀行印の押印も必要になりますので必ず用意するようにしてください。
クレジットカード
最近では保険料も口座引落に変わりクレジットカードでの引き落としを希望されるケースも増えており、保険会社各社もクレカ引き落としに対応しています。
クレカにて引き落としをする場合は表面のカード番号と裏面の3桁のセキュリティコードをシステムへの入力または専用用紙へ記載する必要があります。
なおクレカ引き落としの場合は原則、保険契約者とカード名義人が同一である必要があります。
契約者 | カード名義人 | 手続き |
---|---|---|
夫 | 妻 | × |
夫 | 夫 | 〇 |
ファミリーカードなどご夫婦の共同名義でも契約者とカード名義人が同一であれば問題ありません。
契約者の印鑑
電子システムを利用した印鑑レス手続きを行う保険代理店、保険会社も増えてきているので必ずしも必要というわけではありませんが、紙の申込書の場合は引き続き契約者の印鑑による押印を必要とするケースが多いです。
この場合は認印でも問題無いので印鑑を用意するようにして下さい。
契約者本人
あくまでその場で契約をする場合に限定されますが、口座振替依頼書などへの自署や契約手続きを契約者以外の人が代理で行う事はできません。
これは商法でも保険業法でも禁止されています。
契約手続きを行う場合には契約者本人がその場にいる必要があります。
相談内容別に必要なもの
ここからは保険相談の内容別に必要なもの、あった方が良いものを紹介していきます。
保険の見直しを希望する場合
現在加入中の保険を見直ししたい場合は加入中の保障内容が分かるものとして
などがあるとよりわかりやすいです。
中でも保険証券よりは契約内容がわかる提案時の設計書などがある方がより客観的に内容を把握しやすいです。
老後生活資金の相談を希望する場合
保険相談を通じて老後の生活資金などを相談したい場合にはご自身の老後に受け取る事が出来る所得の把握が重要なので
- 年金定期便
- 金融資産の概要等
があればより具体的に老後のイメージも対策も立てやすいです。
加入商品別に必要なもの(あると理想的なもの)
続いて加入を検討している保険商品別に必要なものをまとめていきます。
医療保険やがん保険に加入したい場合
医療保険、がん保険のみに限った話ではないですが、保険加入時には各保険会社が用意している告知書に健康状態の告知(記入or申告)を行う必要があります。
ですが、これらの質問に対して告知該当するからと言って保険加入が出来ないわけではありませんが内容に応じてその詳細を更に告知する必要があります。
病院の領収書などを添付する必要はありませんがこれらの具合的な診療内容等を正しく告知できるように相談段階からご自身の健康状態を把握出来るものを用意しておくのが理想です。
告知書の内容についてはこちらでも解説しています。
生命保険(死亡保険)に加入したい場合
生命保険=死亡保険に加入を検討している場合は用意するものというよりは加入目的から必要額の把握が重要になります。
加入目的とは
- 万が一の時に残された家族の生活資金
- 自分の死後整理金やお葬式代
というように同じ死亡保険でも上記はその役割から必要な保障額が全く異なります。
お葬式代などでは例えば平均の葬儀費用などを参考資料で確認するような事でも良いかもしれません。
ただし遺族の生活資金の為の生命保険という事になると
というような必要保障額の算出が必要になります。これらの計算にはより専門的な社会保障制度の把握なども含まれるので保険相談前にご自身ですべてを把握する必要はありません。
そこは保険相談のプロと一緒に確認すれば問題ありませんが事前に出来る事として毎月の生活に掛かるお金をある程度洗い出しておくとより具体的な保険相談が可能です。
生活に掛かるお金の項目
- 食費(外食費)
- 洋服代
- 水道光熱費
- スマホ代(通信費)
- 生活雑貨代
- お小遣い
- その他
参考記事です。
https://iryouhokenselect.com/hituyounaokane
保険金額が大きい(数千万以上)の場合
なお保険加入時に健康診断書の提出が必要かどうかという質問が定期的に上がりますがこれは加入する生命保険(=死亡保険)の保険金額によって異なります。
保険会社や保険商品によっても異なる為一律で明記する事は難しいですが一般的に
保険金額 | 健康診断書 |
---|---|
1千万未満 | 不要 |
1千万~1千5百万円以上 | 必要 |
というケースが多いです。
なお健康診断を受けていないと加入出来ないわけではありませんのでその場合は保険会社の指定する病院やクリニックでの検診などを受診していただければ問題ありません。
健康診断書に関してはこちらご参考ください。
火災保険の相談を希望する場合
火災保険の保険相談の場合は、対象となる建物の建築構造(木造、鉄筋、鉄骨etc)広さ・建築年数が分かる書類等を用意している事が理想です。
自動車保険の相談を希望する場合
自動車保険の相談の場合は該当の車の情報が分かる書類が必要になります。
このページのまとめ
以上が相談内容別にある程度必要と思われる物、あるとより理想的な相談ができるもののまとめになります。
などになります。
保険相談は無料で何度でも行う事が可能ですが、無料だからと言って本当に何度も何度も相談に時間を使ってしまう行為は貴重な時間を消費する事になりむしろ生涯時間としてみればマイナスとなる可能性も在り得ます。
保険相談をする前からすべてのを完璧に準備する必要はありませんが相談回数を減らしてより密度の濃い相談を実現するのは相談者にとってメリットになる事は間違いありません。
事前に準備しておく物も確認しつつ、無数にある保険相談サービスから当サイトが厳選した保険相談サービスのおすすめも参考にしてみてください。