あなたは心不全の状態で保険の加入や見直しが出来るのかと躊躇してはいませんでしょうか?
もしくは現在は治療などをしておらず回復している場合でも、以前に服薬などの治療履歴が有る場合はどうなのかと気にされているかもしれません。
一般的に一度でも心不全を患うと、以後保険に加入することができないという印象が一般的ですが、加入する保険種類や条件次第では過去に心不全を患った場合でも保険に加入することが可能です。
このページでは心不全の方でも加入できる保険の種類や治療状況、数値目安等を解説しています。
保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
心不全の保険加入の主なポイント
まず初めに心不全の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は問題なく加入可能
- 医療保険は引き受け不可
- 生命保険も引き受け不可
- 緩和型医療保険は治療状況につき加入可能性有り
- 過去5年~6年以上通院履歴がなければ加入可能性大
引き続き心不全の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険や生命保険の加入について
心不全を現在患っている場合では医療保険、生命保険共にほとんどの保険会社にて「不承諾」として引き受け不可となる可能性が高いです。
これらの保険は対象となる保障範囲は医療保険(=病気やケガ)。生命保険(=死亡保障や高度障害)と異なるものの、告知内容は重複する部分が多く保険会社の引き受け基準も同等になる事が多々あります。
一般的な医療保険や生命保険の加入が難しい可能性は踏まえた上で告知の際には可能な限り治療状況等を正確に伝えます。
- 治療開始時期
- 治療内容(手術有無や通院回数等)
- 現在服用している薬剤名、使用頻度
診療完了している場合
なお現在は症状が緩和され、治療が完了してる場合であれば通常の医療保険や生命保険の可能性も出てきます。
ただし、この場合は診療完了の判断を医師がしている事を証明する必要があります。
自己判断にて治療を終了してしまい、保険加入時の告知に治療履歴を記載しないケースがありますが、本人には悪意が無く診療完了と思って告知をした場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかれば、「告知義務違反」と判断されます。
引受基準緩和型医療保険の加入について
通常の医療保険や生命保険等での加入が難しい場合、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」であれば主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
上記は一般的な引受基準緩和型医療保険の告知内容ですが、心不全の方の場合でもおおよその目安として、5年から6年近く通院治療の履歴がない場合であれば加入できる保険会社、保険商品がある可能性があります。
特約(=オプション)として死亡保障を組み入れる事も可能ですので通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為、心不全の方であっても「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
通常の医療保険は加入が難しく、引受基準緩和型医療保険は要望に合わないという方でも限定的にがんの保障を強化しておきたいという場合は単体のがん保険が結果的にもっとも要件にあう事になりますのでこちらも合わせてご検討ください。
このページのまとめ
やはり心不全値を患っている場合は通常の保険の新規加入や見直しは難しい可能性が高いです。
それでもすでに現在保険に加入しており、自動更新タイプの保険であれば、現在の体調に関わらず更新が可能なので現在加入中の保険会社からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われている事があるかと思われます。
それはそれで間違ってはいないのですが、現在は複数の保険会社によって保険商品の選択肢も多数存在しています。
複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を実施する事で、より満足できる保険加入や見直しにつながる場合も十分ありえます。
保険ショップや希望の場所に来てもらう訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスを是非ご活用ください。