あなたは現在、狭心症の治療中で保険加入や見直しができるか気になってはいませんでしょうか?
もしくは狭心症の疑いを指摘されたものの現在は回復し、何もしていない場合でも、以前に服薬などの治療履歴を申告するべきか迷われているかもしれません。
基本的には加入時の告知書には可能な限りありのままを記入しますがおおよそ病気別に加入できる一般的な目安なども存在します。
このページでは狭心症の方でも加入できる保険の種類や治療状況による目安等を解説しています。
狭心症でも保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
狭心症の保険加入の主なポイント
まず初めに狭心症の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 医療保険、生命保険は加入できない可能性が高い
- がん保険は加入可能
- 引受基準緩和型の保険は治療状況により加入可否が分かれる
- 直近1~2年で入院があると加入困難
狭心症の場合、症状の悪化により心筋梗塞や心不全等、直接的に生命の危険に繋がる病気へと進行します。
その為、狭心症は心疾患の中でもより厳しい判断になり、各種保険加入への障壁となっています。
がん保険の加入は可能ですが、一般的な生命保険、医療保険の加入は難しく、引受基準緩和型タイプは治療状況によって加入可否が分かれるといった状況になります。
引き続き狭心症の方の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険や生命保険の加入について
まず初めに医療保険や生命保険(=死亡保険)の加入についてですがこれら2つの保険は対象となる保障範囲は異なるものの、告知内容は重複する部分が多く保険会社の引き受け基準も同等になる事が多々あります。
いずれも狭心症の診断をされている時点で加入が見送られる可能性が極めて高いです。
主な告知項目
保険会社によっても微妙に異なりますが加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
狭心症にて何らかの治療を行っている場合は上記の5年以内で告知項目に該当するかと思われます。
狭心症の疑いで一時的に治療していた場合
医師より狭心症の疑い指摘され、一時的に服薬治療当を行っていた場合なども先述している告知内容に従ってその服薬や通院の内容を正確に記載します。
- 治療開始時期
- 入院、通院の頻度
- 服用している薬剤名等
診療完了している場合
狭心症の疑い含め、治療履歴が有る場合でも既に症状が回復し治療を終えている場合などはその内容を告知します。
注意しないといけないのが診療完了の判断を誰がしているかという部分です。
当然、「診療完了」を判断するのは医師のみです。
体調が良くなった為、自己判断にて治療を終了してしまうというケースがありますが、この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
あくまで医師による診療完了=治療が終了する旨の確認をするようにしてください。
本人には悪意が無く診療完了と思って告知をした場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
健康診断における再検査、治療の放置
なお、過去の健康診断にて狭心症に関連する異常の指摘や、再検査、治療の指示がありながらそのままにしてしまっている場合は速やかに治療や再検査を実施するようにしてください。
再検査等の指示をそのままにした状態では保険会社側は正確な健康状態の判断が出来ない為、結果として「不承諾」となるケースがあります。
引受基準緩和型医療保険の加入について
通常の医療保険や生命保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
過去1年~2年以内での入院履歴の有無
保険会社によっても引受基準緩和型の告知は異なる為、一概には言い切れませんがおおよその目安として過去1年から2年以内において狭心症による入院治療があったかどうかがポイントになる可能性があります。
この期間に入院治療を行っている場合は加入不可。
2年以上入院治療を実施していない場合は加入手続き可能となるケースもあります。
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険や生命保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
狭心症に関しては直接的にがんに繋がる可能性は低い事からも現在治療中の方でもがん保険の告知事項に該当しなければ問題なく加入手続きが可能となります。
このページのまとめ
やはり狭心症は重大な心疾患に繋がる可能性もある為、がん保険以外の保険加入は難しい傾向にあります。
それでも、がん保険や、引受基準緩和型の医療保険、生命保険であれば治療状況によっては加入も可能となります。
例えば現在加入中の保険会社の担当者からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われている方などでも一社のみの保険会社だけではなく複数の保険会社、保険商品の中から選択すれば問題解決に繋がる可能性も十分にあり得ます。
現在、保険の加入や見直しで困っている方などは是非。積極的に保険の無料相談サービスをご活用ください。