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医療保険の選び方

医療保険と別にがん保険は必要?違いや重複部分について

投稿日:2016年8月18日 更新日:

もしかしたらあなたは医療保険の加入の検討や見直しの途中で、医療保険と別にがん保険に加入する必要があるのか疑問に思われていませんか?

もしくは現在がん保険のみの加入から総合的に保障される医療保険に切り替えようかと考えているのかもしれません。

そこでこのページでは医療保険を選ぶときのがん保険との組み合わせ方法や必要性について解説しています。


医療保険と別にがん保険(がん保障)は必要か?

がん保険の必要性

そもそも、医療保険はがんの治療も含めて病気やケガの主に入院や手術を保障しており、決められた給付金を支払います。ではなぜ【がん保険】はがんの治療のみをサポートするだけなのにそれ単体で存在しているのか疑問に感じられる方も多いです。

がん保険が必要かどうかを判断するには、そもそも医療保険の検討をするにあたってどんな保障内容を希望するのかをある程度、自分の中で整理する事をおすすめします。

あなたが心配する病気は?

医療保険を検討するにあたり、病気やケガの保障がほしいと考えられていると思いますが、具体的には何の「病気」や「ケガ」が心配でしょうか?

例えば身近なところで特定の病気で長期間治療している人がいるなど人それぞれかと思います。

日本人の主な死因原因について

そこで、何を保障できるようにするかの参考として厚生労働省が発表している主な死因の原因があります。

20歳以上~90歳までの主な死亡原因


出典 厚生労働省「2014年人口動態統計【5-17】 性・年齢別にみた死因順位」より算出。

上記を見る限り死亡原因として悪性新生物(がん)は全体の30%近くを占める病気であることが分かり、死に至るまでにはそれなりの治療期間があることが予想できます。つまり医療保険を選ぶときに「がん」の保障を手厚くするというのは選択の一つとして正しいと言えます。

主ながんの平均入院期間

がんの治療による平均の入院期間は何日程度かを確認します。

主ながん(悪性新生物)の種類 平成8年 平成11年 平成14年 平成17年 平成20年 平成23年 平成26年
胃の悪性新生物 24日 23日 20日 19日 17日 15日 14日
結腸及び直腸の悪性新生物 18日 19日 18日 19日 20日 19日 19日
気管,気管支及び肺の悪性新生物 17日 18日 19日 20日 20日 19日 19日
その他の悪性新生物 75日 77日 82日 87日 84日 81日 78日

出典 厚生労働省「平成26年(2014)患者調査の概況」より抜粋

あくまで平均ですが「がん」の入院自体はそれほど長期化していないように思います。

がん治療における入院と通院の割合

出典 厚生労働省「患者調査 平成26年患者調査 上巻(全国) 年次 2014年

医療技術の向上もあり入院はそこまで長期化していないがん治療ですが、通院による治療は増加しており、上記のグラフからも分かるように近年では入院よりも通院のほうがその割合が多い状況にあります。加えて全体的な治療期間が長期化するがん治療に対して、入院保障をメインとした医療保険だけではやはり保障が足りないと感じる方もいるかと思います。

がん保険の通院保障の必要性についてはこちらでも解説しています。

がん保険に通院保障はなぜ必要なのか?【客観的データ参照】

あなたはがん保険の加入を検討するにあたって、通院保障を付けるべきか迷われてはいませんでしょうか? もしくは担当者からがん保険に通院保障が含まれるがん保険の提案をされているかもしれません。 そこでこのペ ...

医療保険とがん保険の違いについて

ここまでのデータからも、がんの治療はもしなってしまった場合には、死亡原因になりうる可能性もあり、一般的には通院の治療の可能性や治療自体の長期化が予想されます。

それらを踏まえて改めて医療保険とがん保険の主な違いを一度整理してみます。

医療保険の主な特徴

内容 評価
入院 一般的に1入院当たりの日数制限あり(60日タイプや120日タイプ)
手術 がんも含め病気やケガの手術内容に応じて給付
通院 主に特約として追加可能。入院を条件として日数制限あり。
診断給付金 特約として診断一時金の追加が可能。

がん保険の特徴

内容 評価
入院 がんのみではある、主に日数制限無しで保障
手術 内容ではなく、保障内容として設定した手術給付金が保障される
通院 商品にもよるが入院が伴わない場合でも特定の治療の通院(放射線や抗がん剤、手術)の場合など日数制限なく保障される商品がある。
診断給付金 商品にもよるが、数年単位で何度でも給付金が受け取れる商品や特約もある

がん保険の加入方法(別々に分けるか特約か)

がん保険の加入方法

このように医療保険とがん保険では保障の内容が似ている場合もあります。そこで実際に加入する時に現在加入しているか、これから加入を予定している医療保険への特約(オプション)としてがん保障を追加するか、それぞれ独立した保険商品として加入するかを選びます。

別々に加入する場合

それぞれ分けて加入する場合には、医療保険やがん保険を扱う保険会社の中から無数に選択する事が可能になります。

例)
医療保険はA社。がん保険はB社。

またそれぞれ分けて加入する場合でも、同じ保険会社の商品を選択する事も可能です。

医療保険とは別の保険会社からがん保険を選ぶ

会社毎バラバラに選択する場合は今現在加入している医療保険の保障内容とがん保険の保障内容が重複しすぎないように注意する必要があります。

自分が必要と思う保障内容にあったがん保険をピンポイント追加という場合にはより選びやすい可能性が高いです。

医療保険と同じ保険会社から選ぶ

手続き

これはあくまで該当の保険会社が医療保険とがん保険のそれぞれを扱っているというのが条件になりますが同じ保険会社の中で検討する場合でも、それぞれの強味の部分に保障の範囲を広げつつ、重複する部分は外すなど自分にあったカスタマイズが可能なケースもあります。

また同じ保険会社の場合には手続き全般が比較的楽になります。


主な手続き内容

  • 申し込み
  • 引落口座変更
  • 改正
  • 住所変更
  • 給付手続き

など


特に給付手続きは実際に入院などを行った場合の給付金の請求手続きになりますが、一般的に診断書(病院が書く)は有料の為、原本が必要となると余分にお金がかかる場合もあります。

医療保険の特約として加入する場合

次に加入中の医療保険の特約(オプション)としてがん保障を追加する場合についてですが、基本的に同じ保険会社の中で医療保険もがん保険も加入するパターンと似ています。

がん特約のメリット

現在加入中の医療保険に完全に追加という形でがん保障を追加する為、例えば


  • 診断給付金のみ追加
  • 通院保障のみ追加
  • 抗がん剤特約のみ追加

のような形が可能になるかと思います。

がん特約のデメリット

手続きや保障の重複具合などを考えると最も合理的な選択になりそうですが、がんを特約として追加する場合のデメリットは、仮に医療保険を数年後に他社の医療保険に切り替えたい場合など、主契約部分が医療保険の為、がん保障はそのまま残すという選択が出来なくなる事が上げられます。

どうしても医療環境の変化に合わせて、医療保険やがん保険も変化する為、このあたりのフットワークを軽くしておきたい方はそれぞれ分けて加入するのが良いかもしれません。

がん保険単体での選び方はこちらでも紹介しています。

がん保険の選び方|必要条件から4つのポイントで間違いないプラン選択

がん保険の必要性は理解しつつも、何を基準にどんながん保険を選べばよいかの悩まれてはいませんか? 例えばすでに医療保険に加入している状況なので、保障が重複してしまう事もあるのではと感じられる方もいるかも ...

医療保険とがん保険の保障の重複について

医療保険とがん保険の重複

医療保険とがん保険では基本的な商品の設計上保障の内容は似ている為、一部重複しあう部分はでてきます。

特に重複していても気にしない方は読み飛ばしていただいて問題ありません。

ここからは可能であれば、重複する保障内容は調整する事で重複を減らし、保険料もそのまま加入するよりも下げることを希望する場合の参考になればと考えます。

減額による調整

新たにがん保険に加入する場合、【がん入院給付金5000円~1万円/日】のような保障が追加される場合が高いです。

この場合既に加入している医療保険が入院日額1万円などで加入している場合などは入院日額の減額などで実施すると医療保険の保険料を下げる事が可能です。

※医療保険は入院日額に連動している為、保険料(=掛け金)が大幅に下がる可能性もあります。既に最低の加入額の場合は減額できない場合もあります。

特約解約による調整

医療保険のみに加入していた場合で、それまで付けていた特約などは新たに加入するがん保険の内容と照らし合わせながら、調整しても良いかもしれません。


検討する特約例

  1. 通院特約
  2. 女性疾病特約
  3. ケガの特約
  4. 健康祝い金特約

医療保険の通院特約とがん保険について

あくまで医療保険の通院保証が特約として取り外せる事が前提ですが、仮にがん保険への加入が通院の強化であり、がんの通院日数制限が無い保障が追加されるのであれば医療保険の通院特約の解約も一つかと考えます。

医療保険にある通院保証は主に入院が条件であり、日数制限があるものがほとんどです。
医療保険における通院保障の必要性についてはこちらでも紹介しています。がん保険の検討にあわせて参考にしてみてください。

医療保険の女性疾病特約とがん保険について

女性疾病特約の場合、加入時に女性特有の病気の保障を強化したいと加入される方が沢山います。これ自体は間違っていないと思います。
ただし婦人系の病気=【乳がん】などを想定してるのであれば、新たに「がん保険」への加入する事で女性特有のがん治療も強化される事になります。
その他にも妊娠に関連した婦人病などもありますので、こちらは「女性疾病特約」を外した場合の保険料の違いを確認したうえで調整の検討をしてもよいのではないでしょうか。
女性の医療保険選びについてはこちらでも紹介してます。

医療保険のケガ特約について

ケガ特約

一般的に入院の伴わない外傷による【骨折】や【脱臼】に対して一時金。通院の場合に指定した保証金額を一定期間(30日分など)で保障するものですが、こちらもがん保険との天秤にかかるのであれば外す候補かと考えます。

医療保険の健康祝い金特約について

ケガの特約に同様ですが、【祝い金】は主に自分が支払った保険料を一定期間(3年など)になると戻させるもので、ほぼ貯金と同じ仕組みになります。

これらはあくまで一例として挙げたものですが、見直しなどを行う一つの方法として検討していただければと考えます。

医療保険に必要な特約の考え方についてはこちらでも紹介していますので、「がん保険」の検討に合わせて保険料を調整したい(あまり増やしたくない)場合などは参考にしてみてください。

まとめ

医療保険と別にがん保険が必要かどうかに関しては悩まれる方が多いと思います。その内容は【それぞれの違いがわからない】【なぜ必要なのか】【保険料の予算オーバー】など様々です。


がん保険を医療保険に組み入れるポイントは

  1. 自分にとって必要な保障内容を整理し、
  2. それぞれの保障の違いを理解し、
  3. 支払う保険料の重複部分を調整する。

という形で希望にあった医療保険選びに繋げていただければ考えています。


当サイトでは事前の知識として医療保険とがん保険の関係を紹介しましたが実際に保険選びをパンフレットの取寄せから行うのは時間がかかってしまい非効率かと思います。ご自身の希望が整理できた状態であれば、最終的には複数の保険商品を扱うような保険代理店などで無料相談から検討する事をおすすめしています。

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