あなたは現在、子宮内膜ポリープの経過観察中でも入れる保険や契約中の保険の見直しを検討してはいませんでしょうか?
もしくは医師より「子宮内膜ポリープの疑い」を指摘されており診断確定してしまうと加入制限されるのではないかと思い再検査、精密検査を行う前に保険加入したほうが良いと考えているかもしれません。
一方、既に治療が終了している状態で数年経過しており、加入手続きに際して申告する必要があるのかと疑問に思っている等々。
子宮内膜ポリープのみを原因として保険加入が制限される場合は手術が未実施状態での診療中や経過観察中であり、対象保険商品は保険会社にもよりますが、医療保険と女性保険になります。
ただ、ポリープを切除した後であれば、基本的には無条件加入ですし、保険加入時の告知では質問されている範囲で健康状態を正確に申告する必要があります。
そこでこのページでは子宮内膜ポリープの方でも加入できる保険の種類や治療状況による審査基準等を解説しています。
子宮内膜ポリープの経過観察中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
子宮内膜ポリープの保険加入の主なポイント
まず初めに子宮内膜ポリープの方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は状況に限らず加入可
- 医療保険は手術が未実施の場合は条件付き承諾の可能性
- 女性保険も手術が未実施の場合は加入不可
- 死亡保険の加入に制限無し
- 介護保険に加入制限無し
なお子宮内膜症や子宮筋腫での保険加入に関しては以下のページで解説していますので該当の方は合わせてご確認ください。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知において治療が終わっているのかどうかを表す言葉に「診療完了」があります。
この「診療完了」を判断するのは医師のみで、自己判断にて治療を終了した場合は「診療完了」とはなりません。
自己判断にて診療完了と告知をする。又は告知しなかった場合、いざ給付金請求時の診断書「既往症欄」より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
医療保険の加入について
冒頭でも解説しているように子宮内膜ポリープの方の医療保険の加入では子宮内膜ポリープの手術履歴の有無によって基準が分かれる事が多いです。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
上記のケースで言うと過去5年以内に子宮内膜ポリープの手術を実施しているかどうかが一つの目安となります。
子宮内膜ポリープの手術を実施している場合
既に子宮内膜ポリープの手術を実施しポリープの切除等を行っている場合は医療保険も無条件での加入になるケースが一般的です。
子宮内膜ポリープの手術はしていない場合
手術は未実施で現在進行形で経過観察や治療を行っている場合は「条件付き承諾」として「子宮」部位が2年~3年前後で保障対象外となる事が一般的です。
条件付き承諾の場合でも全期間で子宮が対象外となるわけではありませんので上記の一定期間が過ぎれば通常通り子宮関連の入院や手術も医療保険の給付対象となります。
婦人科等での再検査の指示がある場合
過去の健診等で「子宮内膜ポリープ」の疑いがあり、再検査や治療の指示がありながらそのままにしてしまっている場合は速やかに治療や再検査を実施するようにしてください。
診断確定がされない状態では保険会社側は正確な健康状態の判断が出来ない為、「不承諾」となるケースがあります。
当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険は通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的で、通常の医療保険に加えて女性特有の病気やケガの場合に保障を上乗せするという内容です。
加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多いですが子宮内膜ポリープは女性特有の病気にピンポイントで対象となることから手術が未実施の場合は「加入不可」となる可能性が高いです。
なお、医療保険同様に女性保険であっても子宮内膜ポリープの手術を実施済みの場合は無条件加入となるケースが一般的です。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
死亡保険の場合は子宮内膜ポリープの治療状況に限らず加入制限がされる可能性は低く、無条件加入となる事が一般的です。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
子宮内膜ポリープの方でもがん保険は問題なく加入する事が可能です。
また先述しているように手術が未実施の場合は女性保険(女性疾病特約)の加入が見送られる可能性があります。
ただ、女性保険への加入を希望される方が心配される女性特有の病気の内訳が
女性特有の病気=(イコール)
- 「乳がん」
- 「卵巣がん」
- 「子宮がん」
等々、結果的に「女性特有の病気」=「がん」を指しているケースは非常に多いです。
この場合はむしろ、がん治療のみに特化した単体の「がん保険」がご自身の希望に合っている場合もありますのでその他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
子宮内膜ポリープの方でも手術の実施有無に限らず介護保険の加入はできる可能が高いです。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
このページのまとめ
子宮内膜ポリープによる保険加入では医療保険と女性保険において手術未実施の場合に加入制限がある可能性であります。
それ以外では特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
仮に現在加入を検討している保険会社では
「加入不可」
と判断されている場合でも別の保険会社では問題無く乗り換えや新規加入が可能になるケースがあります。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
子宮内膜ポリープのように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。