がん保険に加入されている方の中には当然ですが、過去がんに罹患してからも現在進行形で治療を続けている方々が沢山います。
がん治療中の契約者に方とお話させていただくと必ず聞かれるのが
という事です。
がん保険に加入していただいているわけなのでもちろん契約内容にある給付金は必要に応じて適宜受け取られてはいます。
ただし長期にわたるがん治療にもなると可能であれば更に保障を追加したいと考えるわけです。
当然ですが現在がんの治療をしている場合は新たにがん保険の追加契約はできません。
契約中のがん保険の中には日数制限無し、回数制限無しで給付される保障ももちろんありますが、診断給付金などは一回限りのケースもあります。
そこでこのページではがん保険を選ぶ際のがんの再発にも対応できるおすすめの保障内容についてその必要性を踏まえながら紹介していきます。
がん保険を新規に検討している人、以前加入したがん保険を見直したいと考えている方などは是非ご参考ください。
再発の可能性(必要性)を示す2つのデータ
まずがんはその発生する部位によって再発の割合が高かったり、より長期化する等さまざまです。
再発率の高い部位と言っても重症度によっても個人差がある事から、今回はピンポイントでの部位別再発率ではなく、再発の可能性につながる以下2つのデータを参考にしています。
- 男女部位別のがん罹患率について
- 男女部位別の5年生存率について
それぞれデータを参考に詳細を見ていきます。
男女部位別のがん罹患率について
がんの再発の可能性を考えるに辺りそもそも現在がんの罹患率ではどの部位が多いのかという事を確認します。
出典国立がん研究センター:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2013年)
男女部位別の5年生存率について
更に部位別の5年生存率を参考にする事で罹患率の高いがんと組み合わせた長期間におよぶ治療期間や再発の必要性の一つにすることが可能です。
男性の部位別5年相対生存率では「前立腺」が最も高いですが、罹患率でも上位に位置しています。その他「結腸」や「大腸」も罹患率が高く5年の生存率も高いがんという事ができます。
出典国立がん研究センター:5年相対生存率(1993年~2008年診断例)
女性の場合は罹患率が最も高い「乳房」は部位別5年相対生存率でも上位にあり、罹患率が特別高くないまでも「子宮体部」「子宮」「子宮頸部」などは5年相対生存率が70%を超えています。
5年相対生存率が高いという事は治療によって完治した場合もありますが、引き続き長期間に渡り治療を継続している可能性が考えられます。
また完治したからといって再発の可能性が否定されるわけではない事を考えれば、やはりがん保険を選ぶ際には「再発」にもしっかりと対応できるプランを含むことは非常に重要かと考えます。
再発に対応するがん保険の3つの保障内容
そこで主にがん保険における再発に対応した保障内容としては以下の3つが有効と考えます。
- 複数回診断給付金
- 通院給付金
- 払込免除
複数回診断給付金
一般的ながん保険は初めてがんの診断をされた場合に「診断給付金」として契約内容により50万円や100万円などまとまった一時金が給付されます。
この診断給付金は用途自由にその後のがん治療にかかる軍資金として利用する事が可能ですが特定のがん保険によっては一度きりの給付で以後、まとまった一時金の支払いがないという事があります。
対して診断給付金を複数回受け取れるがん保険の場合は長期化する治療や再発でもまとまった一時金を2回目以降も受け取ることができるようになります。
通常、治療した回数(入院や手術)に対して給付金が支払われる中、一定の時間経過に対してまとまった一時金は再発や長期治療に非常に心強い保障内容と言えます。
通院保障
がん保険はがんの治療を目的とした入院に関しては日数無制限でサポートしている商品がほとんどです。
ただし昨今のがん治療では入院よりも通院治療の方がその割合が逆転しており引き続き拡大傾向にあります。
そこで長期化する通院でのがん治療や再発に備える上でも入院の有無を問わない日数無制限のがん通院給付金が保障されるものが重要です。
払込免除
がん診断後もご自身の治療が続く為、がん保険自体の契約も継続します。その為通常であれば毎月の保険料の支払いも続きます。
治療に対して給付金を受け取ることができるとしても、可能であれば毎月の保険料の支払いがなくなればより楽になるかと思います。
そこで一部のがん保険の中にはがんの診断以降は保障は継続されたまま以後の保険料の支払が免除されるタイプが存在しています。
再発に対応するおすすめのがん保険について
当サイトでは上記にあげた3つのポイントを評価基準に含めた上でがん保険のおすすめをランキング形式にて紹介しています。
保障が手厚くなれば保険料も割高になりがちですが、全体と比較した上での平均保険料も評価項目に含まれる為バランスの取れた正におすすめのがん保険ランキングになっています。
再発に対応できるおすすめのがん保険を探している方は是非ご確認ください。
https://iryouhokenselect.com/ganhokenranking
その他のがん保険の保障内容に関しても以下のページで各項目毎に必要性なども含めて解説しています。