あなたは現在、前立腺肥大の治療中で入れる保険や契約中の保険の見直しが問題なくできるか気になってはいませんでしょうか?
もしくは現在は具体的な治療行為はなく経過観察中という場合でも、加入手続きに際して申告する必要があるのかと気にされているかもしれません。
保険会社によっても基準は異なる為、一律で断言する事はできませんが、前立腺肥大の治療中の場合は医療保険や死亡保険が加入不可の判断になるケースもあります。
そこでこのページでは前立腺肥大の方でも加入できる保険の種類や治療状況による審査基準、告知書で言われている質問内容を解説しています。
前立腺肥大の治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
前立腺肥大の保険加入の主なポイント
まず初めに前立腺肥大の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- がん保険は診療状況に限らず加入可
- 医療保険は診療完了か経過観察からある程度時間経過が必要
- 死亡保険は診療中や退院からの期間が短いと加入制限有り
- 介護保険も治療中は加入不可の可能性有り
前立腺肥大では複数の保険商品にて加入制限となるケースがあります。
なお前立腺肥大ではなく「前立腺炎」の場合はこちらで解説していますので合わせてご確認ください。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますが「診療完了」を判断するのは医師のみです。
※具体的な治療行為がなく定期的な検査を行う経過観察も診療中になります。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き前立腺肥大の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
前立腺肥大の方の医療保険の加入時の告知範囲内での現在の治療状況=診療状況によって審査基準が分かれます。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
過去5年以内での前立腺肥大の診察状況等を正確に申告します。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。
前立腺肥大の診療中の場合
前立腺肥大の診療中の場合は手術の実施有無によって症状の程度を判断する事があります。
前立腺肥大の手術未実施の場合
診療中かつ手術未実施の場合は将来的に手術をする可能性を含めた審査になる為、診療開始からの期間を目安とします。
診療開始から
3カ月から6カ月未満 | 半年以上経過 |
加入不可 | 条件付き承諾 |
診療開始からの期間が短い(半年以内程度)と重症度の判断もできない可能性がある為、一時的に加入が見送られる可能性が高いです。
一方、診療開始から半年程度経過してる場合でも「条件付き承諾」として前立腺部位が2年~3年程度は保障対象外となる事が一般的です。
前立腺肥大で手術実施済みの場合
前立腺肥大による手術を実施している場合は引き続き治療中かどうかを正確に申告します。
治療中の場合
現在も積極的な治療を行っている場合は加入不可となる可能性が高いです。
経過観察中の場合
経過観察に入った場合はその時間経過により
経過観察開始から | 2年~3年未満 | 3年以上 |
加入目安 | 条件付き承諾 | 加入可 |
という形で比較的期間が短い場合は「条件付き承諾」として前立腺部位が2年から3年程度保障対象外というケースが多いです。
前立腺肥大の診療完了の場合
医師の判断にて正式に前立腺肥大の診療が終了している場合は条件もなく通常通りの医療保険の加入が可能となります。
なお当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
死亡保険は医療保険よりは加入制限が少ないですが、手術や入院履歴により加入制限の可能性があり得ます。
前立腺肥大の治療中(=診療中)の場合
手術や現在進行形で積極的な治療がある場合は死亡保険も加入見送りとなるケースが高いです。
手術後、経過観察期間中の場合
経過観察期間の場合は入院治療の履歴が2年から3年未満だと「条件付き承諾」か程度に応じて「加入不可」となります。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
前立腺肥大にてがん保険の加入が不可となる可能性は低いですが、「腫瘍(しゅよう」や「ポリープ」の検査、治療がある場合は告知該当する場合もありますのでしっかりと告知書を確認するようにしてください。
がん保険の告知項目に関してはこちらでも解説しています。
医療保障=具体的に気になる病気は「がん」というケースも良くある事です。
この場合はむしろ、がん治療のみに特化した単体の「がん保険」がご自身の希望に合っている場合もありますのでその他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
前立腺肥大の方は手術を含む治療中は一時的に加入見送りの可能性があります。
それ以外は無条件で介護保険の加入となるケースが一般的です。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型医療保険の加入について
前立腺肥大の治療中により通常の医療保険や死亡保険の加入が難しい場合でも「引受基準緩和型医療保険」は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
このページのまとめ
前立腺肥大による保険加入では診療状況による加入制限があります。
ただし引受基準緩和型の保険を含めて検討すれば契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
仮に現在加入中の保険会社の担当者からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われている事があったとしても、それはその担当者の知識不足の可能性も考えられます。
複数の保険会社、保険商品を比較検討すれば問題無く乗り換えや新規加入が可能になるケースがあります。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
前立腺肥大のように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。