虫垂炎のみを原因として各種保険商品への加入が見送られる可能性は低いです!
等と疑問に思われる方も多いかと考えます。
そこでこのページでは一般論を踏まえつつ虫垂炎の方でも加入できる保険の種類や治療状況による審査基準等を解説しています。
冒頭でもお伝えしていますが虫垂炎を原因として保険加入が不可となるケースは少ないです。
虫垂炎の治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
虫垂炎の保険加入の主なポイント
まず初めに虫垂炎の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 医療保険以外は診療状況に限らず加入可
- 医療保険は診療状況により一時的な加入制限有り
- 虫垂炎の疑いの場合は診断確定する必要あり
- 別の病気の可能性がある場合はそちらも参考にする
例えば虫垂炎の疑いで再検査の指示がある場合などは必ず検査をして診断確定後に加入手続きをするようにします。
虫垂炎を理由として保険加入が出来ない可能性は低いですが、診断確定していない状況では適切な加入審査ができないので加入が見送りになりますし、「疑い」を申告せずに手続きした場合は告知義務違反となります。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
告知における健康状態の分類に「診療完了」があります。
言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますが「診療完了」を判断するのは医師のみです。
自己判断にて治療を終了してしまうというケースがありますが、この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
自己判断による診療完了は「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は医師に判断してもらってください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
医療保険の加入について
まず初めに医療保険の加入についてですが大分類として虫垂炎による手術履歴の有無によって基準が分かれる事が多いです。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
虫垂炎の手術済みの場合
告知書の質問範囲内で虫垂炎の手術を実施済みの場合は医療保険も無条件で加入可となるケースが一般的です。
虫垂炎の手術はしていない場合
手術を未実施の場合は診療状況によって加入判断が分かれます。
現在進行形で治療中(診療中)or診療完了か短い場合
現時点では手術がなく治療している場合や、診療完了からの期間が浅い場合は「条件付き承諾」として一時的に「盲腸」部位が保障対象外となる可能性が有ります。
保障対象外の期間は2年から3年前後が一般的です。
診療完了からの時間も保険会社によって基準は異なりますがおおよそ1年~2年程度になります。
診療完了から2年以上経過している場合
手術を行っていない場合でも診療完了から2年~3年近く時間経過している場合であれば医療保険も無条件での加入可となるケースが一般的です。
なお当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多いです。
虫垂炎の方でも一時的な「条件付き承諾」であれ医療保険の加入はできますので女性保険も加入可となります。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
生命保険(死亡保険)の加入について
診療状況に関わらず生命保険は虫垂炎の方でも問題なく加入できます。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
がん保険の加入について
虫垂炎の方でもがん保険は特段制限なく加入可となります。
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
がん治療のみに特化した単体の「がん保険」は保険会社より様々なタイプがありますのでご自身の希望に合わせた保険選びが可能です。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
虫垂炎の方でも診療状況に限らず介護保険の加入は可能です。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型医療保険の加入について
虫垂炎を原因として通常の医療保険や生命保険等の加入が見送られる可能は低いですが併発する他の病気等で加入が出来ないというケースもあり得ます。
そこで持病がある方でも入れる「引受基準緩和型医療保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
通常の保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
このページのまとめ
虫垂炎による保険加入では
- 手術せずに診療中の場合は条件付き承諾
- 診療完了から2~3年未満も条件付き承諾
- 医療保険以外は無条件加入の可能性大
という状況です。
条件付き承諾の場合も「盲腸」の部位が2年前後の保障対象外のみなので特に大きな加入制限がされるわけではないので契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談をすれば同じような保障内容でも掛け金もお得になる可能性が十分あります。
虫垂炎のように告知該当がある場合であれば、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。