痔の治療を原因として保険加入に制限がされる可能性も在り得ます!
と言われても
- そもそも「痔」を申告するのが恥ずかしい
- 現在、痔の治療が終了している状態で数年経過している
等々、なかなか口にするのを躊躇ってしまうケースも多いかと思われます。
ただし冒頭でもお伝えしたように保険会社によっても基準は異なりますが治療状況によっては特定の保険商品において一時的な加入制限がされる可能性も在り得ます。
そこでこのページでは痔の方の保険加入における治療状況による審査基準等を一般論を踏まえつつプロの立場から解説しています。
痔の治療中の方や現在は診療完了した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
痔の保険加入の主なポイント
まず初めに痔の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 医療保険以外は診療状況問わず加入可
- 医療保険は診療中の場合は一時的に条件付き承諾の可能性有り
- 痔に関連する部位(肛門や直腸)が一時的な保障対象外の可能性有り
- 申告せずに後から痔が発覚すると告知義務違反
得に痔を原因として加入を制限される可能性は少ないのですが申告しない事で結果的に告知義務違反になるのはもったいない事なので正しい告知を行うようにしてください。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますが「診療完了」を判断するのは医師のみです。
痔の場合も後述する医療保険では診療中の場合は一時的な条件付き承諾。
診療完了であれば無条件加入となりますが、無意識的に自己判断で診療完了と思い告知しなかった場合などは、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き痔の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
痔の方の保険加入で唯一診療状況による審査基準が分かれるのが医療保険となります。
診療状況を分類するのは各保険会社が用意している告知書の質問内容となり一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
上記のケースで言うと過去5年以内にて痔の診療中か診療完了かが一つの目安となります。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。
痔の治療中(=診療中)の場合
現在進行形で痔の治療中の方や、具体的な治療行為がなくても定期的な検査行っている状況(=経過観察中)などの場合は「診療中」に該当します。
痔の診療中の場合は医療保険が無条件加入ではなく一部加入に制限が付く「条件付き承諾」となる事が一般的です。
条件付き承諾の内容としては痔に関連する部位が2年~3年前後の保障対象外というレベルです。
※保障対象外となる部位と期間は保険会社によっても異なります。
痔の診療完了(=治療が終わっている)の場合
既に医師の判断により治療が終了している場合は条件付き承諾もなく無条件で医療保険の加入可となります。
告知書の質問範囲内で診療が完了した場合はその詳細を申告(=記載)するようにしてください。
なお当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、加入可否の判定も医療保険と同等に扱われる事が多いですが痔の方の場合でも医療保険の加入可かとなる為、女性保険も問題なく加入可となります。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
冒頭にて説明しているように医療保険以外は特に診療状況問わず加入可となり、生命保険(=死亡保険)も無条件での加入が可能となります。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
医療保障をカバーしたいという方のニーズも具体的に気になる病気は「がん」というケースも良くある事です。
この場合はむしろ、がん治療のみに特化した単体の「がん保険」がご自身の希望に合っている場合もありますのでその他の保険とのバランスも考えながら是非ご検討ください。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
痔の方は当然、介護保険の加入はできる可能が高いです。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型医療保険の加入について
痔が原因で通常の医療保険や生命保険の加入が出来ないケースは少ないですが別の病気などもあり結果として加入が制限されてしまう場合などは持病がある方でも入れる「引受基準緩和型保険」が候補に上がる場合もあります。
別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
引受基準緩和型医療保険
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
緩和型死亡保険
引受基準緩和型医療保険にはオプションとして終身保険特約を付加する事が出来る商品が多数ありますが、医療保険ではなく死亡保険のみを希望という場合は定期タイプ、終身タイプ共に単体の緩和型死亡保険を選ぶ事も可能です。
このページのまとめ
痔による保険加入では医療保険のみ治療中であれば一時的な「条件付き承諾」の可能性があります。
それ以外では特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
新規加入にせよ見直しにせよ、数ある保険会社、商品の中からご自身の要望に合わせたよりおすすめの保険を選択する事が可能です。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
現在もっとも効率的で賢い保険相談は保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどの保険無料相談サービスの活用と断言できます!
保険の無料保険相談サービスもおすすめを厳選して紹介していますので気なる方は是非ご利用ください!