このページでは三井住友海上あいおい生命「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の特徴やデメリットについて解説していきます。
ページ上での扱いは介護保険の解説が中心ですが、正式名称は「低・無解約返戻金選択型医療保険 無配当」であり、三井住友海上あいおい生命の販売する終身医療保険です。
あくまで医療保険の特約(=オプション)として介護保障が付加されている商品になりますが介護保険としての評価を含め解説していきます。
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の主な特徴
※2017年11月時点の情報です。
まず初めに「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の主な特徴をまとめます。
- 主契約は終身医療保険である
- 介護の給付金の受取条件は要介護2以上から
- 介護一時金+年金タイプ
- 介護年金の受取期間は終身or5年選択可
- 基準介護年金額60万円に一時金は1・2・4倍から選択可
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」はこんな人におすすめ
- 医療保険に介護保障を付加したい人
- 介護一時金額を年金額より多く設定したい人
- より若いうちから介護保障を組み入れたい人
先述しているようにあくまで主契約は医療保険なので入院給付金日額や連動する手術給付金が保障に組み込まれます。
また介護保険単体でも18歳から加入できる保険がありますが、こちらは15歳から加入可能です。
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の評価は
合計スコア:9点
当サイトにておすすめする介護保険の評価項目においては平均的な得点となります。
介護一時金・年金の受取条件 | 点4 |
介護年金の受取期間と2回目以降の条件 | 点3 |
死亡保障の有無 | 点1 |
払込免除 | 点1 |
介護一時金・年金の受取条件
介護保障関連の受取条件は公的介護保険制度の要介護2以上か65歳未満は所定の介護状態が180日以上継続となります。
所定の介護状態に関しては他社と同等の条件になりますが公的介護保険制度の要介護区分に関しては3以上が多い中、2から該当なので若干条件が緩和しています。
払込免除
第1回の介護障害年金のお支払事由に該当したときは、以後のこの特約の保険料のお払込みは不要です。ただしお支払開始後に回復された場合には、以後の介護障害年金をお受け取りいただくことはできません。その場合もこの特約の保険料のお払込みは不要です。
その他の介護保険に関しても独自の評価項目に基づきランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
引き続き「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の詳細やメリットデメリット等をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の詳細
商品名 | 新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン |
保険会社 | 三井住友海上あいおい生命 |
タイプ | 年金タイプ(一時金有り) |
正式名称 | 低・無解約返戻金選択型医療保険 無配当 |
契約可能年齢 | 15歳~75歳 |
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 終身払・60歳払込満了・65歳払込満了 |
保険料払込方法 | 口座振替・クレジットカード扱 |
保険料払込回数 | 月払・半年払・年払・全期前納 |
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の参考保険料
男性保険料(20歳) | 4,295円 |
男性保険料(30歳) | 5,027円 |
男性保険料(40歳) | 6,532円 |
男性保険料(50歳) | 9,318円 |
男性保険料(60歳) | 14,609円 |
女性保険料(20歳) | 5,559円 |
女性保険料(30歳) | 6,851円 |
女性保険料(40歳) | 8,850円 |
女性保険料(50歳) | 12,527円 |
女性保険料(60歳) | 19,804円 |
保険料算出の条件
- 主契約:入院給付金日額5,000円
- 基準介護年金額:60万円
- 介護一時金:1倍型
- 介護年金受取期間:終身
給付金の受取条件(所定の介護状態)や基準年金額や受取期間
介護一時金・年金の受取条件 | 要介護2以上に該当or65歳未満は所定の介護状態が180日以上継続 |
基準介護一時金額 | 60万円(無し・1倍・2倍・4倍から選択可) |
基準介護年金額 | 60万円 |
介護年金の受取期間 | 終身年金or5年確定年金 |
死亡給付金 | 無し |
払込免除 | 無し |
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」の指定する所定の要介護状態について
1or2の状態
(1)常時寝たきりでベッド周辺の歩行ができない+次の2項目以上に該当
- 衣服の着脱が自分ではできない
- 入浴が自分ではできない
- 食物の摂取が自分ではできない
- 排泄後の拭取り始末が自分ではできない
(2)医師の資格を持つ者により、「器質性認知症」と診断確定され、意識障がいのない状態において見当識障がいがあり、かつ、他人の介護を要する状態をいいます。
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」のメリットやデメリット
メリット
介護保障の受取条件が要介護2以上になっている点が他社の介護保険に比べると受け取りやすい場合があります。
ただし、要介護1以上で給付金を受け取れるタイプもあるので最高評価にはなりません。
デメリット
「新医療保険Aプラス 介護重点保障プラン」は医療保険なので単体の介護保険を探している人やすでに医療保険には加入している人には保障が重複してしまう可能性もあるので合わないかと考えます。
このページのまとめ
他社の介護保険と比較した場合、当サイトでの評価項目に当てはめると必ずしも高評価というわけではありませんが、医療保険の特約としてここまでしっかりと介護保障を組み込めるものも珍しいかと思います。
医療保険と合わせて一本化したいという方にはおすすめなので是非前向きに検討していただければと思います。