あなたは現在契約中の生命保険の減額を検討してはいませんでしょうか?
もしくは減額の方法を探しているのかもしれません。
そこでこのページでは生命保険の具体的な減額方法と注意点などを紹介します。
生命保険を減額する理由
生命保険を減額すると言うのは具体的には保険金(=保障額)を減額するという事になります。不測の事態に備える為に加入しているはずの生命保険を減額するわけですから何からしらの状況変化などがあるかと思います。
そこで多くの方が生命保険を減額される理由(タイミング)などを紹介します。
子供の独立
そもそも保険への加入目的はまだお子様が小さくもし万が一の事があったとしても変わらず普通の生活ができるようにと生活費や学費をカバーするべく加入している事が多いです。
時が経ちお子さんが学生から社会人へと独立された後でもそのまま契約してる場合は保障額が過剰になっている可能性もあります。お子様以外のご家族に適した生命保険への見直しがあっても良いかと考えます。
住宅購入
生命保険への加入時点では賃貸住宅で暮らしていた為、必要になるお金(必要保障額)の計算にその後の家賃を組み込んでいるケースがあります。
ただ数年後に住宅を購入した場合、多くの方は住宅ローンを組むことになるかと思いますがこの際合わせて「団体信用生命保険」に加入する事が一般的かと思います。
これにより家賃分として計算していた必要額は不要となる為、状況に応じて生命保険の減額が可能になります。
専業主婦(主夫)から共働き
例えば加入当時はお子様も小さい為、ご夫婦どちらか一人が働いている状況であったとしても子供も大きくなることで共働きになった場合など。
仮に奥様が旦那様の扶養範囲内でパート勤務を行い月8万円前後の収入であったとしても
月収8万円 × 12カ月 × 10年間 = 960万円
となります。わかりやすく10年間にしているだけですが、これだけだとしても加入している生命保険の設定金額にはある程度の影響があるのではないでしょうか。
更新契約
加入している生命保険が一定間隔で更新を行うタイプの場合など。よくあるのが国内大手生命保険会社の10年or15年更新タイプの生命保険ですが、当然加入時の年齢と比べて更新時では年齢が上がっている為、保障金額を同額にした場合は保険料(=掛け金)が上がってしまいます。これを回避する為に必要保障額の整理を兼ねつつ減額をすることが多いです。
保険料が高い
加入当時は特に気にならなかった保険料も経済的な状況が変わり負担になってしまう事もあるかと思います。生命保険を減額する事は保険料の減額に直結する為、保険料が高いと感じており下げたい場合には有効な方法です。
しかし本来必要と感じて加入した生命保険であれば改めて減額してしまって問題ないかを考えてみる事も大切です。生命保険=死亡保険という意味合いで話していますが例えばそれ以外の保険(=医療保険など)を含めた総合的な見直しで解決する可能性もあります。
生命保険を減額するデメリット
生命保険を減額する事によるデメリットはいくつかありますが、最も大きいのは減らすことはできても、元に戻したり上乗せできないという部分です。
元に戻せない
生命保険はその他銀行などと同等に金融庁によって厳しく管轄する事業になります。契約関係は当然法律によって管理されており、解約や減額の手続きが実施された契約を元に戻すことは原則できません。
新規加入は割高になる
一度減額した生命保険を元に戻す事が出来ないのは先述しましたが、減額した保険金額を現在の年齢で入り直す事は可能です。
ただし保険の契約は加入時点からそれ以降の保険期間における危険リスク等を厳密に計算された上で保険料が算出される為、加入当時と比べれば年齢が上がってからの保険料は同じ保障内容でも一般的に割高になります。
健康状態により加入できない
また減額して何か別の保険に加入するという場合でも加入時の告知内容によっては現在の健康状態により加入ができない、もしくは特定の項目が保障対象外となる制限付き承諾などの注意点もあります。
減額の方法(手順)
ここからは具体的な生命保険の減額方法について説明します。
契約している保険会社によって多少の違いはありますが、基本的には各保険会社が用意してる
この2つの手順を通して保険会社が書類を受領した時点で減額処理が完了します。
担当者に連絡する
そこでまず「減額手続き書類」を取り寄せる必要がありますが、現在契約している保険の担当者がいるのであれば連絡して必要書類を取り寄せます。保険商品によっては減額できる範囲が限定されている場合もありますので合わせて確認するのが良いです。
コールセンターに連絡する
何かしたらの事情があり、担当者とコンタクトを取りたくない場合やそもそも連絡先を知らない場合などは直接保険会社のコールセンターに契約者本人から連絡して必要書類を取り寄せる事が可能です。
コールセンターに連絡した場合でも基本的には営業担当への取次を提案されますが、急いでいる場合などはその旨を伝え、担当者を経由せずに書類の発送を依頼します。
この時重要なのは保険の契約者本人が連絡します。代理の方では親族であっても手続きが完了しません。
保険の無料相談サービスを通して手続きする
生命保険の減額に合わせて他社の保険などを含めた見直しなどを検討してる方には複数の保険会社の商品を扱う保険の無料相談サービスを利用する事も可能です。
元の生命保険の減額手続きに対応している場合もありますし、過去の相談実績からより最適な見直し対策につながる可能性もあります。