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学資保険は元本割れする?利率を高める入り方と契約済み保険の対策

学資保険学資保険の仕組みと選び方

加入当時、学資保険をインターネットで見ると種類が多すぎて何を選んでよいのかわからずにとりあえずメジャーな保険会社の商品に担当者に言われるがままに加入した。

契約から数年が経ち、学資保険には支払った保険料よりも戻ってくるお金が少なくなる元本割れしてしまう商品もあるという事をどこかで聞いたような。

自分の契約している学資保険も設計書を確認してみるとやはり元本割れするようだ。

保険の提案などの際、契約中の学資保険の内容を拝見すると実際このようなケースはあります。
学資保険が元本割れすること自体はそもそもそういう保障内容であれば商品的に問題があるわけではありません。

ただし、加入するほとんどの方はお子さんの教育資金を貯める目的として加入するのに払ったよりも受け取りが少なくなるのは本末転倒と思われる方がほとんどではないでしょうか。

学資保険は事実商品によっては元本割れします。

具体的には通常の積立を行う主契約以外に特約(=オプション)としてお子様の医療保障などが付加されている場合です。

医療特約=医療保険は基本的には掛け捨てなので例えば18歳満期の学資保険であればその年齢まで掛け捨ての医療保険に対しても保険料を支払うわけですからその分の負担がそのままマイナスといわけです。

また加入時の経済状況によっては医療保障など特約が付加されていなくても満期支払い後元本割れしてしまうケースもあります。

いずれも学資保険の加入目的を明確にすることで回避できる場合もありますし、内容を把握すればその時時点で最も賢くお得なものに入ることも可能です。

そこでこのページでは学資保険の利率を高める入り方と既に元本割れの学資保険に加入中の場合の回避(=改善)方法を紹介していきます。

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利率を高める学資保険の入り方

まずこれから学資保険を検討される方に対してなるべく利率を高めるポイントを紹介していきます。

主には3つのポイントになりますが、冒頭で説明しているように戻ってくる率を高めるには貯蓄目的のみに特化する以外の選択肢はありません。

お子さんが入院したり手術をカバーする医療保障を組み込めばいくら返戻率の高い学資保険でも元本割れは必須なので学資保険の加入目的を事前に整理しましょう。

お子さんの医療保険に関しては以下でその必要性も含めて紹介していますので気になる方はこちらも是非ご確認ください。

子供に医療保険は必要?共済?終身?いつから?

保険料支払期間について

通常、学資保険の支払期間は高校卒業時の17歳か大学入学時の18歳までに設定される事が多いです。

どの保険でもそうですが、一般的に保険料の支払い回数は少なく、払込期間も短い方が総支払金額は少なくなり、例えば学資保険でも払込期間が10年間の短期で払える場合には保障内容(=受け取る金額)は同じでも自分が積み立てる総額は少なくなります。

通常17、8年間にわたって支払う保険料を10年に短縮するわけなので当然1回辺りの支払い額は大きくなりますがそれでも最終的な総支払額は少なくなるので、短期払いが可能な方はこちらを選択してください。

受け取り回数について

また受け取り回数に関してはそもそもどのタイミングで必要になるお金を準備する為に学資保険に加入するのかという事を明確にしておく必要がありますが、ほとんどの方はお子さんが大学入学時(18歳)に必要になるお金をカバーする為というのが一般的です。

学資保険の中には保険料の払込途中である中学入学や高校入学のタイミングでも小分けに給付金を受け取れるプランもありますが、これだと利率は悪くなります。

進学コースによっても多少の差があるかもしれませんが、多くは大学入学時が最もお金を必要としますので利率の高い入り方をするのであれば、払込途中での一時金は受け取らずに大学入学時にまとまって給付金を受け取れるプランを選択しましょう。

学資保険をいくら準備するかについてはこちらでも紹介しています。

学資保険は毎月いくら貯める?自分にあった積立額とは

その他の特約について

先にお伝えしているように学資保険には商品によって医療特約が付加されている商品がありますのでその場合は特約自体を外します。

また学資保険というくらいなので通常医療特約以外にも保障的な内容が含まれます。それが「払込免除特約」です。

名前の通り、契約者であるどちらかの両親に万が一があった場合には以後の保険料の支払いは免除された上で、契約内容である満期金はお子様の約束した年齢で問題なく受け取れるというものです。

つまり総受取額250万円~300万円の学資保険であればその受取額がそのまま保障金額というわけですが、例えばお子さんの教育資金を含めた生活を保障する生命保険は別で加入済みという場合は特にこの学資保険での保障は不要と言えます。

商品にもよりますが、払込免除特約を付加しない純粋な積立のみできる学資保険もありますので払込免除が不要であればこちらも外して契約をするようにしてください。

以上、ここまでが新たに学資保険に加入する際に利率を高めるポイントになります。ただし加入する時の経済状況でなかなか利率の高い学資保険を探すことが難しいという場合も在ります。

学資保険を探す場合は複数の保険商品を比較検討できる保険の無料相談にて実際に設計書を何件も打ち出して検討する必要があります。

ページ下方では自信をもっておすすめできる保険の無料相談サービスも紹介していますので良ければ是非ご活用ください。

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既に契約中の学資保険の元本割れ回避対策

ここからは現在契約中でそのまま満期まで保険料を支払い続けても元本割れする学資保険の対策について紹介していきます。

なお対策とは言いつつも、契約からすでに数年経過している場合はマイナス部分を縮小する事は出来てもプラスにすることは難しい場合がほとんどなのでその点も考慮した上でご確認ください。

保険料の支払い回数の短縮

新たに加入する場合でも紹介していますが、学資保険の保険料支払い回数を減らすことで総支払額を少なくさせ結果として利率のパーセンテージを上げる事が可能です。

既に契約している学資保険なので払込期間を短縮する事はできませんが、例えば向こう5年の支払い期間が残っている場合などでもまとめて一括支払いをすれば改善する事が可能です。

受け取り時期の延長

主に保険料の払込が終了後での受け取り時期についてですが、本来の目的としては大学入学時などにまとまったお金を満期金として受け取る予定であった場合でも商品によってはお子さんが22歳、23歳など大学卒業時、就職時まで受け取りを延期できるケースもあります。

あくまで大学入学時などに満期金を利用しなくてもよいという場合に限りますが、積み立てた保険料を運用できる時間が増える事で受取総額を増やすことができる場合もありますので選択の一つとしてご検討ください。

払い済み扱い

満期まで継続しても元本割れる事がわかっているのであればその場で途中解約するという選択肢がありますが、少しでもマイナス幅を縮小する方法として保険料の支払いを停止する「払い済み」があります。

それまで積み立てた保険料に応じて満期までの期間、受取額を増やす事が出来ますが、掛け捨ての特約保険料の支払いが無くなる分、マイナス幅を少なくする事が出来ます。

特約解約

また元本割れの原因が掛け捨ての特約部分であることがわかっている場合、その特約のみを解約できるのであればその部分を解約するという方法もあります。

いずれもすでに契約から数年経過している元本割れの学資保険であれば、プラスに好転させるほどの対策にはならない場合がほとんどですが、マイナスを減少させる事ができるかと思います。

また契約からほとんど時間が経っていないという状況であれば割り切って解約して別の学資保険を検討するという方法がおすすめかと考えます。

学資保険は商品自体はシンプルではありますが商品数が沢山あるのでできれば複数の保険商品を比較検討できる無料相談の活用をおすすめします。

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