あなたは過敏性大腸炎と診断された後で今後保険の加入や見直しが出来るのか気になってはいませんでしょうか?
ネット上の質問サイトでは過敏性大腸炎を告知した事で保険加入が出来なかった等の書き込みがあり、契約時の告知書の質問内容にそのまま答えて良いか心配されているかもしれません。
基本的には加入時の告知書には質問された内容に合わせてありのままを記入します。
過敏性大腸炎だと保険加入できないのではと心配される方もいますが、実際には入院履歴や治療状況次第で加入できるケースも多々あります。
あくまで一般論的な部分を含めた解説になりますが、長期にわたる入院が無ければ過敏性大腸炎でも通常の生命保険や医療保険の加入が出来るかと思われます。
過敏性大腸炎の数値が高い方や現在治療中の方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
過敏性大腸炎の保険加入の主なポイント
冒頭でも触れていますが過敏性大腸炎の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 単体のがん保険は診療状況問わず加入可
- 長期入院が無ければ死亡保険の加入可
- 診療中の場合は医療保険は条件付き承諾の可能性有り
長期入院とは目安として30日以上の入院を指し、過敏性大腸炎による入院がそれ以下、もしくは入院履歴自体がない場合は特に問題なく通常の医療保険や生命保険への加入が出来るかと考えます。
引き続き過敏性大腸炎での保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
まず初めに医療保険の加入についてですが保険会社によっても引き受け基準は異なる為一概には言えませんが、告知書の質問範囲内で過敏性大腸炎による入院含む治療があったかどうかがポイントになります。
保険加入時の加入時の告知では主に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
長期入院の治療履歴がある場合
目安として30日以上にわたる過敏性大腸炎としての入院履歴が有る場合は加入が断られる可能性があります。
この場合は、通常の医療保険ではなく引受基準緩和型保険の医療保険等を検討します。
入院無しやあっても30日未満の入院の場合
入院履歴が無いもしくは入院履歴が有ったとしても30日未満の短期入院の場合は現在の診療状況等で審査基準が異なります。
現在進行形で診療中の場合
入院や治療は行っていない場合(=経過観察中)であれば、健康診断等の過敏性大腸炎を参考に判断する事になります。
この場合は加入自体は出来ますが一時的に「条件付き承諾」として一定期間(2年~3年程度)において過敏性大腸炎含む関連部位(大腸等)が保障対象外となります。
診療完了の場合
既に医師の判断にて過敏性大腸炎の診療完了と言われている場合は通常の医療保険も問題なく加入可能となります。
医療保険は以下のページにておすすめをランキング形式にて比較していますので良ければ参考にしてみてください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
その為、主契約である医療保険部が加入できる場合は女性保険(=女性疾病特約)も契約となります。
女性保険も以下のページでおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
過敏性大腸炎の方の死亡保険加入でも長期入院の有無が審査基準となるケースが多く、長期入院(30日以上)があれば加入不可。
入院履歴無し又はあっても短期入院の場合は特に制限なく加入可となる可能性が高いです。
当サイトでは死亡保険を(終身保険・定期保険・収入保障保険)別に評価項目に基づきランキング作成をしています。死亡保険をご検討の方は是非参考にしてみてください。
診療完了している場合
なお医療保険も同様ですが診療完了の定義は医師の判断である必要があります。
体調が良くなった為、自己判断にて治療を終了してしまうというケースがありますが、この場合は保険会社としては「診療完了」とする事ができません。
あくまで医師による診療完了=治療が終了する旨の確認をするようにしてください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
過敏性大腸炎の方でもがん保険に関しては診療状況問わず加入可となります。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
死亡保険や医療保険同様に過敏性大腸炎による長期入院履歴が無ければ介護保険の加入はできる可能が高いです。
各種保険会社が扱う介護保険も以下のページでおすすめを紹介しています。
引受基準緩和型保険の加入について
過敏性大腸炎による30日以上の長期入院等で通常の生命保険や医療保険の加入が難しい場合は引受基準緩和型保険が選択肢に上がります。
通常の医療保険や生命保険等と異なり、持病がある方でも入れる「引受基準緩和型保険」の場合は別名では限定告知型とも言われるように主に3つ程度の告知内容に該当しなければ加入が可能です。
- 最近3ヵ月以内で医師より入院or手術をすすめられた。
- 過去1~2年以内に、病気やケガで入院or手術を受けた。
- 過去5年以内に「がん」or肝硬変で、入院or手術を受けた。
引受基準緩和型医療保険
通常の医療保険に比べると保険料が割高というイメージがありますが、現在では各社より商品開発が進んでおり特約(オプション)の選択肢が豊富であったり、保険料も大差がないレベルになりつつあります。
通常の医療保険が難しい方であればこちらも是非ご検討ください。
緩和型死亡保険
引受基準緩和型医療保険にはオプションとして終身保険特約を付加する事が出来る商品が多数ありますが、医療保険ではなく単体の死亡保険を希望という場合は定期タイプ、終身タイプ共にこちらで紹介しています。
このページのまとめ
古い情報で過敏性大腸炎の診断をされていると保険加入が難しいというような書き込みがありますが、実際には入院履歴が長期でなければほとんどの保険商品への加入が可能です。
例えば現在加入中の保険会社の担当者からは
「現在の保険を継続するしかない」
と言われている方などでも別の保険会社では「条件付き承諾」にはなるものの見直しが可能になるケースも多々あります。
昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
自分から赴く保険ショップや希望の場所に来てもらう訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスを是非ご活用ください。