あなたは親族に糖尿病の治療をされている方が多い糖尿病家系でご自身も将来的な糖尿病になる心配をしていませんでしょうか?
また糖尿病になっていないうちにしっかりと医療保険に加入しておきたいと思っているかもしれません。
医療保険の中でも糖尿病に対しての保障を強化する場合には七大疾病特約関連が該当します。
そこでこのページでは糖尿病家系の方が医療保険に加入する際の「七大疾病特約」の必要性について解説してきます。
将来的に糖尿病を気にされる方や七大疾病特約を検討されている方は是非ご確認ください。
糖尿病には遺伝的要素が大きい
糖尿病には1型と2型があり、1型の糖尿病は遺伝因子による自己免疫疾患(自分の身体を自分でやっつけてしまう)といわれ先天性の要素が大きいです。
一方、2型は遺伝的に糖尿病になりやすい体質や、食べ過ぎや運動不足、肥満、喫煙などの生活習慣が関係しています。
そこで糖尿病家系というものが実在するのかという部分についてですが、両親が共に2型の糖尿病だった場合、その子供は二人に一人が2型の糖尿病にかかると言われています。
また体質遺伝以外にも2型の糖尿病の発病には環境的な要因も大きく、2型糖尿病の両親と同じものを食べ、同じような生活を送ることで発症するリスクが高まるというわけです。
糖尿病が遺伝的要素が大きい病気と考えられているのはこの辺りから来ています。
日本人に多い糖尿病患者・糖尿病予備軍
出典厚生労働省平成27年「国民健康・栄養調査」「糖尿病が強く疑われる者」の割合の年次推移
国内での糖尿病治療の予備軍を示す「糖尿病が強く疑われる者」の年次推移では女性はそこまで変化がないものの男性に関しては徐々に増加傾向であることが分かります。
糖尿病の主な治療方法について
では糖尿病に実際なった場合の治療方法についてですが、主には以下3つの治療方法が一般的です。
- 食事療法
- 運動療法
- 薬物療法
とは言え医療保険にて給付金の支払対象のメインになるのは入院や手術での給付金になり、糖尿病の治療であっても入院日数が多くなければ多くの給付金によるサポートは有りません。
糖尿病の平均入院日数
出典厚生労働省:平成26年患者調査(退院患者の平均在院日数,年次・傷病大分類別)
では糖尿病による平均入院日数はどの程度かと言う部分についてですが、こちらはその他の病気によるい入院同様に短縮傾向であることが分かります。
やはり糖尿病でもその多くは通院による投薬が一般的ではないかと考えます。
七大疾病特約とは
そこで気になるのが医療保険に特約として準備されている「七大疾病特約」の保障内容についてですが主には以下2点が上げられます。
七大疾病入院特約
保険会社によって特約の名前は異なる場合がありますが七大疾病の特約として最も多いのはこの特約になります。
通常医療保険は入院給付金が支払われる日数が予め決まっており通常では60日タイプや120日タイプとなります。
これが七大疾病入院特約では糖尿病を含め該当する七大疾病による入院の場合は本来60日の入院期間が倍の120日に延長されたり、日数制限無しで保障されるというものです。
オリックス生命の医療保険 新CURE[キュア]などは特約ではなく主契約として七大疾病での入院を手厚く保障しています。
七大疾病一時金特約
また七大疾病一時金特約では指定する七大疾病において所定の状態に該当した場合には治療内容に関わらずまとまった一時金を受け取る事が可能と言うものです。
糖尿病の場合は以下の状態に該当する事で一時金を受け取ることができます。
- 糖尿病性網膜症の治療のための手術を受けたとき
- 糖尿病性壊疽の治療のための切断術を受けたとき
特約ではありませんが、朝日生命の7大疾病一時金保険「スマイルセブン」は名前からも7大疾病の一時金をメインの保障として非常に人気の保険です。当サイトではがん保険における診断給付金メインのがん保険のカテゴリーとして紹介しています。
このページのまとめ
家族に糖尿病治療を行っている方が多ければやはり将来的な可能性が否定できない事は体質遺伝だけに限らず生活習慣からも明らかです。
とはいえ、糖尿病の心配から医療保険に必ず「七大疾病特約」を付ける必要があるかと言うとその特約保障内容からも必ず有効というわけではありません。
糖尿病自体の平均入院日数も短縮傾向にあります。
いずれにしても医療保険選びにはご自身が必要とする保障内容に対して毎月の保険料などとのバランスかと思いますので、気になる方は複数の保険会社の医療保険にてプランニングをしてみる事がおすすめです。
当サイトでは独自の評価基準に基づく医療保険のおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければこちらもご確認ください。