あなたは現在、風邪をひいている最中で入れる保険や契約中の保険の見直しを検討してはいませんでしょうか?
もしくは自己判断で風邪であればいちいち申告する必要もないかと告知しなかったかもしれません。
または風邪の申告が必要かどうか営業担当者に確認したところ
「風邪程度であれば告知不要ですよ」
と言われたものの本当に大丈夫なのか気にされているかもしれません。
医療保険では風邪の程度により「条件付き承諾」または「加入不可」となる場合もありますので必要に応じて正確に告知しましょう。
また営業担当者は契約者の健康状態を判断する立場にはありません。不適切な発言により信頼できない担当者は担当変更を申し出るか保険の相談先を検討してみてください。
このページでは風邪の方が告知書の質問範囲に対して正確な告知をするポイントと治療状況による審査基準等を解説しています。
風邪の方や現在は回復した方で保険の加入や見直しを検討している方は是非ご確認ください。
風邪の保険加入の主なポイント
まず初めに風邪の方の保険加入や見直し時における告知のポイントをまとめます。
- 医療保険以外は基本的に加入に影響なし
- 医療保険は診療状況による加入判断が分かれる
「風邪」に限定して言えば、保険加入時に影響があるのは医療保険のみになります。
医療保険では治療状況=診療状況により加入制限が掛かる場合があります。
ただし、正しい告知をしなければ医療保険以外でも告知義務違反になる可能性はありますので正しい告知を心がけてください。
なお、風邪ではなく扁桃腺の腫れを指摘されている場合、慢性扁桃炎の疑いなどがある場合はこちらも併せてご確認ください。
告知時の注意点(診療完了の定義)について
各種保険商品の告知における健康状態を分類するものに「診療完了」があります。
言葉の通り、すでにその病気やケガの治療が終了している状態を指しますが「診療完了」を判断するのは医師のみです。
無意識的に自己判断で診療完了と思い告知しなかった場合でも、いざ給付金請求などで診断書より過去の告知事項との相違が見つかるケースも考えられます。
最悪「告知義務違反」となってしまう事もあり得ますので治療が終わっているのかどうかの確認は慎重に判断するようにしてください。
告知義務違反に関してはこちらでも解説していますので気になる方は是非ご確認ください。
引き続き風邪の保険加入の詳細をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
医療保険の加入について
風邪の方の医療保険の加入時では告知範囲内での現在の診療状況によって審査基準が分かれる事が一般的です。
加入時の告知では一般的に直近3カ月から過去5年以内での健康状態が問われます。
上記のケースで言うと過去5年以内に風邪の診療中か診療完了かが一つの目安となります。
告知内容についてはこちらでも解説していますので気になる方はご参考ください。
風邪の治療中(=診療中)の場合
風邪の症状にて医師の診察などを受けている場合は診療中に該当します。
診療中は更に細分化され、入院有無でその加入可否が分かれます。
風邪による入院有無 | 審査基準 |
入院有り | 条件付き承諾 |
入院無し | 加入不可 |
風邪の診療が続いている状況で入院もある場合は、残念ながら加入不可となります。
また入院はしていないまでも診療中の場合は一部加入に制限が付くといったレベルです。
一般的な「条件付き承諾」として風邪に関連する部位または病気で2年~3年前後の不担保というレベルです。
保障対象外となる部位は「肺臓」や「気管支」更に「咽頭」「喉頭」になります。病気としては「風邪」や「インフルエンザ」が該当します。
風邪の診療完了(=治療が終わっている)の場合
入院治療も無く風邪の診療完了の場合は条件付き承諾などもなく通常通り医療保険への加入が可能となります。
入院治療後に診療完了の場合
診療完了はしているものの風邪による入院履歴があった場合には診療中と同様に条件付き承諾として以下の部位や病気が2年~3年程度保障対象外の可能性があります。
部位 | 肺臓や気管支 |
疾病 | 風邪やインフルエンザ |
当サイトにておすすめする医療保険はこちらよりランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
女性保険の加入について
女性保険とは通常の医療保険に特約として女性疾病特約(=オプション)を付加したタイプを指すことが一般的です。
風邪の場合でも医療保険が加入できているのであれば問題なく加入可能となります。
女性保険もこちらよりおすすめをランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
死亡保険の加入について
風邪が原因で死亡保険の加入に制限が掛かる事はあり得ません。
ただし風邪の状況が告知書の質問に該当しているにもかかわらず、申告をしなかった場合は最悪告知義務違反になりますのでその点だけ注意してください。
がん保険の加入について
がん保険は基本的にがんに関連する項目のみが告知事項の為「がん」や「上皮内新生物」の疑いやその可能性が否定されている場合は申し込みが可能です。
ただし、がん保険の場合も、がん関連関係なしに直近3カ月以内での入院や検査のすすめが医師からあったかどうかを聞かれる場合があります。
検査や入院共に終了している場合は告知不要とされるケースが一般的ですが、風邪の検査中などの場合は正しい告知をするようにしてください。
がん保険も保障内容を別におすすめをランキング形式にて紹介しています。
介護保険の加入について
介護保険は医療保険や死亡保障と類似した告知書への健康状態の記載が一般的ですが、医療保険などに比べると比較的加入しやすい傾向にあります。
風邪が原因で介護保険の加入が見送られる可能性は低いです。
各種保険会社が扱う介護保険もこちらでおすすめを紹介しています。
このページのまとめ
風邪による保険加入では医療保険のみ診療状況による加入制限がある可能性がありますが、それ以外では特に問題なく契約者のニーズに合わせた保険選びが可能です。
注意しないといけないのはやはり、冒頭でもお伝えしたように
「風邪だから」
という理由で告知をないがしろにしてしまう事かと考えます。
告知該当したとしても一時的に条件付き承諾になる程度が一般的ですのでつまらない告知義務違反などは避けましょう。
また昔のように一社のみの保険会社だけではなく現在は複数の保険会社、保険商品の中からご要望に合わせた保険相談を無料で行う事が可能です。
風邪の告知該当がある場合でも、一人で判断せずに保険ショップや訪問型のFP相談サービスなどご都合に合わせて無料相談サービスをご活用いただくのをおすすめします。