このページではメットライフ生命の介護保険「ロングタームケア」の特徴やデメリット等を解説していきます。
他社と異なり給付金の支払条件にADL障害指数が取り入れられているユニークな介護保険になります。
ただしこちらの条件が必ずしも給付金を受け取りやすいかというとそういうわけでもありませんので他社との違いも含めてご確認ください。
「ロングタームケア」の主な特徴
※2017年11月時点の情報です。
まず初めに「ロングタームケア」の主な特徴をまとめていきます。
- ADL障害指数(第1級~第3級)に応じて給付金の支払い
- 18歳から加入可能
- 介護年金額を最大700万円までと高額設定可能
「ロングタームケア」はこんな人におすすめ
- ADL障害状態(日常生活動作障害)による介護保険に加入したい人
- 若いうちから介護保障を必要とする人
- 介護年金額を高額な金額で設定したい人
「ロングタームケア」の評価は
合計スコア:10点
当サイトにておすすめする介護保険の評価項目において標準的なスコアとなります。
介護一時金・年金の受取条件 | 点2 |
介護年金の受取期間と2回目以降の条件 | 点3 |
死亡保障の有無 | 点3 |
払込免除 | 点2 |
介護一時金・年金の受取条件
先述しているようにADL障害1級~3級が180日継続or認知症による見当識障害が90日継続の場合に給付金の支払となります。
ADL障害は日常動作毎に細分化されている為、見方によってはわかりやすいですが最も程度が軽いADL障害3級が他社の介護保険に良く採用されている所定の要介護状態と同等なので必ずしも給付金を受け取りやすいとは言えません。
介護年金の受取期間と2回目以降の条件
介護状態が続く限り一生涯給付金を受け取れるものの、体調が回復してADL障害状態から外れた場合は給付金の支払も停止します。
死亡保障の有無
保険料払込期間中は払込保険料相当額。払込完了後は基準年金額の50%が死亡保険金になります。
払込免除
給付金が支払われている期間は保険料は免除されますが、払込期間中に介護状態から回復した場合は引き続き保険料の支払いも復活します。
その他の介護保険に関しても独自の評価項目に基づきランキング形式にて紹介していますので良ければ是非ご確認ください。
引き続き「ロングタームケア」の詳細やメリットデメリット等をまとめていますので気になる方は是非読み進めてください。
「ロングタームケア」の詳細
商品名 | ロングタームケア |
保険会社 | メットライフ生命 |
タイプ | 年金タイプ(一時金有り) |
正式名称 | 日常生活動作障害保障保険 |
契約可能年齢 | 18歳~65歳 |
保険期間 | 終身 |
保険料払込期間 | 60歳・65歳・70歳払済 |
保険料払込方法 | 口座振替・カード払 |
保険料払込回数 | 月払・半年払・年払 |
「ロングタームケア」の参考保険料
参考保険料 | 男性 | 女性 |
30歳(60歳払込満了) | 6,975円 | 8,745円 |
40歳(65歳払込満了) | 9,580円 | 11,880円 |
50歳(65歳払込満了) | 15,985円 | 20,500円 |
60歳(70歳払込満了) | 27,415円 | 34,730円 |
保険料算出の条件
- 基準年金額:50万円
- 保険料支払期間:60・65・70歳払い済み
- 保険期間:終身
給付金の受取条件(所定の介護状態)や基準年金額や受取期間
ADL障害1級~3級は以下の表にあるように、区分毎の点数によって分かれます。
点数の合計 | ADL障害状態の程度 | ADL障害年金額 |
420点以上 | 第1級ADL障害状態 | 基準年金額 |
270点以上 | 第2級ADL障害状態 | 基準年金額の70% |
150点以上 | 第3級ADL障害状態 | 基準年金額の50% |
各点数の具体的な日常生活動作は以下の表によって数値化した合計になります。
障害度 | 食物の摂取 | 排泄 | 衣服の着脱 | 入浴 | 屋外歩行 |
自立 | 0点 | 0点 | 0点 | 0点 | 0点 |
ほぼ自立 | 10点 | 10点 | 5点 | 5点 | 5点 |
一部介助 | 60点 | 60点 | 50点 | 50点 | 50点 |
全部介助 | 120点 | 120点 | 100点 | 100点 | 100点 |
「ロングタームケア」の指定する所定の要介護状態について
「ロングタームケア」は先述しているように所定の介護状態ではなくADL障害1級~3級にて給付金の支払要件を満たしします。
「ロングタームケア」のメリットやデメリット
「ロングタームケア」はスコアリングからも平均的な介護保険で特に評価項目に見る大きなメリットやデメリットがありません。
給付金の受取条件が所定の要介護状態ではなくADL障害指数に基づきますが、実際には他社が指定している介護状態=ADL3級のイメージです。
他社の介護保険によくある所定の要介護状態
その為、介護状態に該当した場合の給付金が特別支払われやすいというわけでもありません。
介護状態の比較的早い段階で給付金の受取が出来るようなタイプを希望される方は当サイトで紹介している介護保険ランキングの上位にある介護保険も是非ご確認ください。