このページではメットライフ生命の引受基準緩和型「終身保険 ずっとスマイル」について他社との違いや特徴を明確に解説していきます！
と言われても
- 死亡保険に違いがあるの？
- 他社と何が違うの？
と考える方が多いかと思います。
そこでFP資格を保持し当サイトの管理人である私が具体的な評価項目に基づいてスコアリングを行います。
- 災害死亡保険金
- 最高保険金額
- 料金
- クレジットカード支払い
の4つの項目に沿っておすすめ度合いを解説しています。
もちろん、別の観点から見れば評価が変わる場合もありますが、引受基準緩和型終身保険を探している方にはご参考いただけると思います。
ずっとスマイルの特徴
まず初めにずっとスマイルの特徴をポイントにしてまとめています。
- 契約可能年齢は30歳～80歳
- 最高保険金30歳～70歳(500万円)、71歳～80歳(300万円)
- 保険料の払込期間は終身と70歳払済(契約年齢60歳まで)選択可
- 災害死亡保険金が85歳まで(死亡保険金の4倍)
- クレカ払いでも月払、半年払い、年払いに対応
- 通常過去2年以内の告知質問が過去1年以内に短縮されている
最高保険金が70歳まで500万円までと少し少ないですが、払込期間の選択が終身だけではなく有期払い(70歳払済)の選択が可能です。
引受基準緩和型保険では通常、過去2年以内の入院手術の実施有無が問われますがこちらは過去2年→1年に範囲が限定されています。
人によっては他社で加入を諦めた方でも加入できる場合があります。
ずっとスマイルの評価
冒頭でもお伝えしているように引受基準緩和型終身保険を4つの評価項目からスコアリングし独自基準によるランキングを掲載しています。
| 災害死亡保険金 | 4点 |
| 最高保険金額 | 3点 |
| 料金 | 2点 |
| クレジットカード支払い | 5点 |
| 合計スコア | 14点 |
ずっとスマイルは合計13.5点となり、チェックしてる引受基準緩和型終身保険の中は平均的な評価の一つです。
災害死亡保険金額がデフォルトで85歳まで通常死亡保険金額の4倍と手厚いのですが、それが平均保険料の上昇に繋がっています。
結果的に平均保険料が安い他社の引受基準緩和型終身保険と比較すると全年齢(40歳～80歳)で毎月1000円近くの開きがありこの部分は弱点と考えます。
その他の引受基準緩和型終身保険を含めた緩和型死亡保険のおすすめランキングや、評価項目の詳細を以下でまとめていますので是非ご確認ください。
ずっとスマイルの告知項目について
引受基準緩和型終身保険の場合、加入時の告知項目が通常タイプに比べて少なく主に3つの質問に該当しない場合は加入する事ができます。
ただし、実際には保険会社毎にそれぞれの質問内容が微妙に異なることで「加入のしやすさ」に違いがあります。
引受基準緩和型終身保険の主な3つの告知は
| 直近(主に3カ月) | 医師より入院または手術をすすめられた？ |
| 2年以内 | 入院または手術をしたか？ |
| 5年以内 | 特定の病気の治療をしたか？ |
となりますが実際には保険会社毎に各期間において質問内容が異なります。
具体的には指定される病名の範囲が異なる為、加入検討者の状況により加入可否が分かれます。
ずっとスマイルの場合はそれぞれの告知詳細は以下になります。
直近(主に3カ月)
医師から入院・手術をすすめられたことがありますか。
がんまたは上皮内新生物の疑いでの再検査・精密検査。
2年以内
過去1年以内に、病気やケガで入院や手術を受けたことがありますか。
5年以内
がんまたは上皮内新生物、肝硬変、統合失調症、アルコール依存症、認知症と新たに診断されたこと（再発や転移を含む）、あるいは入院や手術を受けたことがありますか。
冒頭から紹介していますがずっとスマイルは過去2年以内の治療有無が2年→1年に短縮されている事で人によっては加入しやすい場合があります。
40歳・50歳・60歳・70歳・80歳の参考保険料
| 男性 | 女性 | |
| 40歳 | 5,854円 | 4,696円 |
| 50歳 | 7,762円 | 5,980円 |
| 60歳 | 11,000円 | 8,082円 |
| 70歳 | 17,652円 | 12,048円 |
| 80歳 | 31,446円 | 20,074円 |
- 保険金額200万円
- 保険期間、支払い期間は終身
保険料の算出は公式サイトやパンフレットを参考にしています。
保障内容は会社単位で微妙に異なります。
ずっとスマイルの契約概要
| 保険会社 | メットライフ生命 |
| 契約年齢 | 30歳～80歳 |
| 保険期間 | 終身 |
| 保険料支払期間 (有期払い) |
終身払・70歳払済(契約年齢60歳まで) |
| 最低保険金額 | 男性30歳～40歳(200万円) 男性41歳～80歳(100万円) 女性30歳～40歳(200万円) 女性51歳～80歳(100万円) |
| 最高保険金額 | 30歳～70歳(500万円) 71歳～80歳(300万円) |
| 災害死亡の場合 | 85歳まで(死亡保険金の4倍) 85歳以降(死亡保険金と同額) |
| 払込方法(回数) | 月払・半年払・年払 |
| クレジットカード 支払い |
月払・半年払・年払 |
| 保障半減期間 | 契約から1年間 |
ずっとスマイルのデメリットについて
- 保険金額が最高500万円までと少ない
- 過去5年以内の告知項目の病名が多い
- 平均保険料が全体よりも月額500円以上高い
過去2年以内が1年に短縮されている事は高評価ですが、過去5年以内の治療履歴の確認範囲の病名が(がんまたは上皮内新生物・肝硬変・統合失調症、アルコール依存症、認知症)とがん(上皮内新生物含む)以外に4つあります。
また保険料もデフォルトで災害死亡保険金が通常の4倍に設定されている事もあり保険料の全体平均が500円以上高いのはマイナスと言えます。
このページのまとめ
ずっとスマイルは全体的には平均的な引受基準緩和型終身保険と言えますが、シンプルな死亡保険だけに他社と比べると保険料の高さが気になります。
ただし引受基準緩和型なので他社では加入出来ない人もこちらのずっとスマイルであれば加入できるというケースもありますので、できれば複数の保険会社で比較検討するのが良いかと思います。
引受基準緩和型終身保険は引受基準緩和型の医療保険に終身保険特約として付加するケースもある為、医療保険とセットで検討したい場合はこちらも合わせてご確認いただけれると良いかと思います。
