このページではセコム損保の乳がん経験者専用がん保険「自由診療保険メディコムワン」の特徴やデメリットについて解説していきます。
がんの中でも乳がん経験のある女性に特化した緩和型がん保険となり、5年更新の定期タイプ。入院通院を主な保障範囲としています。
公的保険診療に関しては
- 自己負担分(3割等)ですが高額療養費差引前で補償
- 先進医療のかかる技術料
- 診断書の文章作成費用
となります。
乳がん経験者で改めてがん保険への加入を検討している方は是非参考にしてみてください。
「自由診療保険メディコムワン」の特徴
乳がん経験者の女性20歳~65歳が対象
「自由診療保険メディコムワン」はがん経験者の中でも「女性」「20歳~65歳」「乳がん経験者」のみに限定されたがん保険になります。
「自由診療保険メディコムワン」の申込条件
- 女性の方
- 満20歳~満65歳
- 初めてかかったがんが乳がん
- その後乳がんの転移や新たながんにかかっていない
- 現在「がんの所見なし」
- 現在入院中でない方
- セコム損保の指定する「診断書」を医療機関から取り寄せられる方
- 乳がんのステージと手術日or診断確定時からの経過期間が以下に該当する
ステージ | ステージ0 | ステージ1 | ステージ2 | ステージ3 | ステージ4 |
---|---|---|---|---|---|
経過期間 | 6カ月超 | 1年超 | 3年超 | 6年超 | 6年超 |
治療にかかった費用の実費を全額補償
セコム損保には別に「自由診療メディコム」があります。こちらはがん未経験者を対象としたがん保険ですが、名前の通り自由診療を含む自己負担分を補償するがん保険になります。
「自由診療保険メディコムワン」も同様に治療行為に対して給付金幾らではなく、がん治療として自己負担した金額を全額保証する手厚い仕組みとなっております。
更に保障の対象となるのは通常3割負担の自己負担分までとなり、高額療養費制度の適応有無は関係ありません。
これにより高額療養費制度適応後の自己負担よりも多く給付金を受け取れる可能性も高く、そもそも給付対象に該当しない差額ベット代やがん治療に関連する諸費用などをカバーできることになりそうです。
こんな人におすすめ
「自由診療保険メディコムワン」の場合は申込条件に該当する方が限定的なのでこれをクリアできるのであれば「生きるためのがん保険 寄りそうDays」よりも保障が圧倒的に手厚いのでおすすめではないかと考えます。
ただし、保障が手厚くなる分、保険料がステージ毎×経過期間にもよりますが高めに設定されているので比較してみるのがよいかと考えます。
主契約の保障内容
項目 | 保障内容等 |
ガン外来保険金 | 最大1000万円(5年毎) 往診や直接治療に関係しない諸雑費、検査のための通院は対象外 |
ガン入院保険金 | 治療費を無制限に保障 |
30歳・40歳・50歳の参考保険料
乳がんのステージ:I | 乳がんの手術日からの経過期間 | |||
ご加入時の満年齢 | 1年6ヶ月 | 3年6ヶ月 | 5年6ヶ月 | 7年6ヶ月 |
30歳 | 9,180円 | 8,960円 | 7,590円 | 5,060円 |
40歳 | 9,890円 | 9,670円 | 8,320円 | 6,250円 |
50歳 | 10,730円 | 10,500円 | 9,150円 | 7,630円 |
※保険料比較の為のプランは以下の項目で算出しています。
- 乳がんのステージ:Iの方
- 治療にかかった自己負担は0円
- 保険期間、支払い期間は5年間
保険料の算出は公式サイトやパンフレットを参考にしています。
保障内容は会社単位で微妙に異なります。
保険料払込期間や払込方法など
保険会社 | セコム損保 |
契約年齢 | 20歳~60歳(女性) |
保険期間 | 5年(90歳まで自動更新) |
保険料支払期間(有期払い) | 5年(90歳まで自動更新) |
口座引落払込方法(回数) | 月払 |
クレジットカード支払方法(回数 | 月払 |
「自由診療保険メディコムワン」のデメリットについて
- 保険期間が5年更新
- 保険料が若干高め設定
自己負担分を補償する保険なので終身は難しい可能性がありますが、5年毎の定期がん保険になります。最長90歳までの自動更新となります。
3割自己負担分までを対象とする手厚い保障という事もあり、保険料はそれなりの金額になります。
このページのまとめ
がん経験者用のがん保険の代表的なところで「自由診療保険メディコムワン」とアフラックの「生きるためのがん保険 寄りそうDays」が上げられますが、アフラックががんの種類を限定しないのに対し、メディコムワンはあくまで乳がん経験者に特化したがん保険になります。
申込条件に該当する人は積極的にこちらを検討してもらって良いかと思いますが、保障内容が手厚くなる分、保険料をしっかりと確認するのが良いかと思います。